長崎県松浦市今福町にある古家付き土地をご紹介します。
“歴史と自然が息づく町”とも表される、松浦市。古くは中国の歴史書「魏志倭人伝」にもその名が出てくるほど歴史が深い地域です。また、伊万里湾に面した地形で、市内の至る所で海を眺めることができます。
今回ご紹介する物件は、小高い丘陵地の中腹にあって、少し遠くではありますが敷地の一部からは海を望むことができました。敷地内には母屋と倉庫がありますが、どちらもそのままの状態でお引き渡しされます。
自然に囲まれた静かで落ち着きある土地をお探しの方にオススメします。

目次
- 外観
- 内観
- 倉庫
ルームツアー
下の画像をクリックして動画で全体像をご確認いただけます。(※再生すると音声が流れます)
高画質でのご視聴は“こちら”からご覧ください。
敷地までの道のり
まずは物件までの道のりをご紹介します。物件はなだらかな丘陵地の中腹にあります。物件から車で約4分ほどのところには西九州自動車道(伊万里松浦道路)のインターチェンジがあって、徒歩11分ほどのところには今福小学校がありました。利便性も良いエリアで、付近には新しい住宅もあるようです。
こちらは国道204号線の様子。なだらかな坂道になっています。

梶谷城跡という看板を目印に進みます。梶谷城跡は、こちらから1.7kmほどのところにある史跡のようで、本丸跡からはオーシャンビューが楽しめるそう!

通り沿いには田畑があって、心地よい景色を眺めることができます。
前面道路の様子
続いて敷地へと続く道へ入っていきます。道幅は約3.6mほどありました。
こちらの通りの中心から左は所有地で、右は公道(2項道路)になります。普通車1台分が通られるほどの広さでした。

物件は矢印の方向にあります。

こちらが今回ご紹介する建物になります。
現状では入り口の広さは4.3mほど。庭の植栽などを撤去して駐車スペースを広げることも可能です。
上空からの様子

敷地内には母屋、倉庫、庭がありました。台形のようになっていて、敷地面積は625.57㎡(189.23坪)ほどあって広々とhしています。
両サイドに隣家がありますが、密接していないので窮屈な印象はありません。
西側は田んぼになっていて遮るものがなく、開放感がありました。
屋根
母屋と倉庫の屋根の様子。左の写真が母屋の屋根で、セメント瓦仕様。こちらは劣化が進んでいるようです。右の写真は倉庫の屋根で陶器瓦仕様になっています。こちらは、とてもきれいに保たれていました。
上水道の配置図

上水道は前面道路に配管されています。図面ではわかりづらいですが、敷地内まで引き込まれています。
東側の様子
まずは、東側から見ていきます。建物は昔ながらの石積みの上に建っている様子がわかります。

外壁は劣化が進んでいて傷みがある状態でした。
葺き替え用の瓦や井戸のポンプはそのまま残されます。(ポンプの動作は不明)
北側の様子
北側には小屋のようなものがありました。

中には電気温水器や外作業用の道具などがありました。
こちらは勝手口の様子。キッチンへつながるドアが設置されています。

こちらは汲み取り口の様子。
隣地には大きな木があって、草や落ち葉も多く、少し湿気があるようです。

外水栓も設置されています。
排水路の様子
続いて排水路についてです。今回ご紹介する物件の雨水などの排水は、塩ビ管で里道を通り近くの水路に排水されています。里道部分の排水管は露出の状態なので、今後、側溝工事などを行なっていただいた方が良さそうです。
水色の点線部分は配管があると思われる部分になります。落ち葉や草に覆われて見えない箇所もありました。
建物から排水管が出ている様子がわかります。

落ち葉に埋もれた配管の様子。
こちらは、ブロック塀の外側を通っているようです。

ブロック塀の外側にある管の様子。

排水管は里道を通って、最終的に近くの水路に流れているようでした。現状では排水管が露出した状態で里道脇にありますが、今後建替えなど行われる際には、松浦市へ工事届を提出し、里道の中心付近へ側溝の据付工事を行われることをお勧めします。
こちらは排水管が通っている里道部分の様子。

現状では道路の端を排水管が通っている様子がわかります。

最終的には近くの水路に流されています。
西側の様子

続いてお庭部分になります。以前は植栽などが生い茂っていましたが、現状はわずかな植栽と石、切り株などが残された状態になっています。
地面は土の状態です。

庭石なども多く残されています。
西側の隣地(畑)は一段下がっている様子がわかります。また、敷地内には電柱が設置されていました。

庭から見た海の様子。海は近くではありませんが、きれいな景色が望めます。
南側の様子

南側は玄関や縁側などがあります。

こちらのお庭部分はそのままでも良いし、植栽を撤去しフラットにすることで駐車場を広く確保することもできそうです。
こちらには井戸も設置されています。必要ない場合は埋め戻しなどを行われても良いかもしれません。水道メーターや排水溝などもありました。
玄関付近

レトロな玄関。飾りのタイルもかわいらしい。
呼び鈴や郵便受けもそのまま残されます。
縁側にはテラスの骨組みが残されていました。
波板はほとんど外れた状態。外壁部分は劣化が見られます。
間取り
母屋側の室内を見ていきます。築年数が経過し全体的に傷みがありました。基本的には古家付き売地として販売されますが、既存の建物を活かしDIYなどで手を加えるのも良さそう。様々な活用法のありそうな物件です。

玄関ホール → 和室8畳 → 縁側① → キッチン → 縁側② → 和室6畳① → 和室6畳② → 洋室6.75帖 → 廊下、洋室4.5帖 → 浴室 → 洗濯スペース → トイレ → 洗面台の順にご紹介いたします。
玄関ホール

広めの玄関ホール。造り付けの靴箱も設置されています。和テイストのタイルがかわいらしい。
天井にはコンパクトな照明が一つ。
砂壁も剥がれなどがありました。手すりも設置されています。
こちらにも造り付けの洋服ダンスがありました。
床面も傷みがある様子。
和室8畳

8畳の和室スペース。写真ではわかりづらいですが、傷みが多い状態でした。
収納と床の間スペースもあります。
砂壁や畳など全体的に傷みがある状態です。
縁側①
南側に面した明るい縁側。広めの造りで、気持ちよく過ごせそう。

収納もありますが、傷みが多い様子。
レトロな照明。床板も傷みがありました。

こちらから、のんびりお庭を眺めるのも良さそう。
キッチン
和室横のキッチンスペース。奥には外へ続く勝手口が設置されていました。
奥行きのあるキッチンスペース。
板張り部分は傷みが多い状態。
壁面も劣化が見られます。
キッチンは壁付タイプ。窓も広めなので開放的。
キッチン周りは経年劣化による傷みがありました。
縁側②
東側の縁側スペース。
所々にシミのような跡がありました。

立派な桁(けた)が印象的。
和室6畳①

明るい印象の6畳スペース。比較的きれいに保たれています。

畳には所々傷みがありました。
和室6畳②
隣の6畳スペースの様子。

収納もありますが、傷みが見られました。

こちらの照明は比較的新しい様子。和室にぴったり合います。
洋室6.75帖

こちらのお部屋は増築されているよう。フローリング仕様になっています。
東側と南側に窓があるので、とても明るい印象がありました。
壁は木目調でシックな雰囲気。床には日焼けの跡もありました。
照明やエアコンも設置されていますが、動作は未確認です。
廊下、洋室4.5帖

北側に続く廊下の様子。床は一部リフォームされているよう。

4.5畳のコンパクトなお部屋。こちらの部屋から浴室にもつながります。

窓からは前面道路が見える状態。

こちらの部屋は床の傷みが多く、ぶわぶわとたわんでいる箇所もありました。

収納も一つ設置されています。
浴室
浴室はタイル張りになっています。

浴槽はコンパクトなタイプ。
水栓部分も経年劣化による傷みがありました。

大きめの窓が一つ。出窓になっているので開放的で、物を置くスペースとしても活用できそうです。
洗濯スペース

こちらは広めの洗濯スペース。洗濯機を置いてもまだ余るほどの広さがありました。

小さな照明が一つ設置されています。
トイレ
トイレは2つに分かれていました。

洋式トイレは簡易水栓仕様になっています。

換気扇も設置されていました。
洗面台
廊下には洗面台が設置されています。
昔ながらのコンパクトタイプで使用感がありました。
倉庫外観
最後に敷地内にある倉庫をご紹介します。倉庫は平成7年築で母屋と比べると比較的新しい様子でした。2階建ての造りで1階部分はガレージとしてもご使用いただけます。作業スペースや物置としても活用できそうです。

それぞれの窓には雨戸も設置されていました。

白い外壁は多少汚れなどあるものの、大きな傷みはなさそう。
ブロック塀と建物との間は狭く、ギリギリ通り抜けられるほどでした。

倉庫のトイレも汲み取り式なので、西側には汲み取り口が設置されていました。
間取り
続いて、倉庫内の様子を見ていきましょう。

車庫部分(1階)
入り口は4枚引き戸になっています。車を入れることができますが、高さがある車は注意が必要になりそう。

横幅は4.5mほどありました。
シンプルな作りになっているので、色んな用途でお使いいただけそうです。

窓も設置されているので暗くなりすぎません。

床はコンクリート仕様で、きれいに保たれています。

道具などを置くことができるスペースもありました。
棚部分には多少の汚れなどあるもののそのままで十分ご使用いただけそう。
こちらの管は2階部分のキッチンやトイレの排水管になります。
倉庫内には照明も設置されています。ブレーカーも1階にありました。
階段

階段の様子。踏み板部分には油汚れのようなものがありました。

2階に上がったすぐのところは板張りになっています。
板の間(2階)

こちらは板の間の様子。1階同様、作業場としてもご使用いただけます。窓際に机を置いて作業するのも良さそう。
電動のチェーンブロックも設置されています。(動作確認不明)
和室8畳(2階)

続いて畳の間になります。こちらは休憩スペースとしても利用できる部屋になります。
畳の一部に日焼けの跡がありました。

窓からの様子。

高い位置からの海の景色もきれいでした。
トイレ(2階)
広々としたトイレスペース。簡易水栓トイレが設置されています。
洗浄ガンや手洗いも設置されていました。
キッチン(2階)

コンパクトなキッチンスペース。板間のところに少し傷みがありました。

多少の使用感はありますが、そのままお使いいただけそうです。
シンク下もきれいな状態でした。

1畳分ほどの収納スペースもあって便利にご使用いただけそう。
まとめ

今回ご紹介した物件はいかがだったでしょうか。
海に面した松浦市の少し小高い場所に位置した物件のご紹介でした。海も山も楽しめる自然豊かなところで、静かな環境が魅力的。母屋は少し傷みがありますが、倉庫部分はそのままでも十分にご使用いただけます。釣り場も近く気軽に釣りを楽しむこともできますが、少し足を延ばすと平戸もあるので本格的に釣りを楽しみたい方にもオススメ。倉庫は自分だけの趣味スペースにして、〇〇ベースと名づけても良さそう!色んな楽しみ方のあるこちらの場所に一度足を運んでみませんか。
360度ルームツアー
【外観】
【内観】
【倉庫】
●下記の国土交通省ページにて、物件付近の「防災情報」や「周辺施設情報」「取引価格情報」「人口情報」などをご確認いただくことができます。