こちらは募集見合わせとなりました。最新情報は、電話(0120-58-3986)またはメールにてお問い合わせください。ohesojournalでは物件アーカイブとして掲載しています。
今回ご紹介する物件の売買価格は、なんと100円。ジュースより安い価格で不動産を買えちゃいます。近年、増加している空き家も、ワンコインで取引される時代になりました。
早速、今回ご紹介するのは、佐世保市若葉町にある路地裏の風景が印象的な中古物件です。若葉町のある潮見地区は、「福石観音」を中心に福石、潮見、若葉の3町からなっています。潮見地区は、明治30年代後半から軍港と共に栄えてきた地域でした。佐世保市中心街にもほど近く、現在も人家が密集している、どこか懐かしさの残る地域です。
国道35号線の福石町交差点から山手の方に入り込んでいきます。黄色い部分は車両で通行できますが、水色部分は歩道なので、物件への車両の乗り入れはできません。
お散歩気分で楽しめる住宅街。
まずは道案内。物件までは車道も狭く、物件付近は車の通行も不可になっています。一見、マイナスポイントのように思われますが、毎日の健康づくりはもちろん、お散歩なんかで気分転換もできるプラスの一面もあります。道中は、レトロな塀から顔を覗かせる花や、坂の街ならではの立体感ある街並みが楽しめます。
地図上、赤丸付近の様子。
こちらの右側の小道から入り込みます。
車で行けるのはここまで。ここからは徒歩になります。車を保有している場合は、近くの駐車場を借りることになりそう。しかし現在、近隣の駐車場の空きは無いようです。写真左の奥に見える電柱のところは、車のミラーを曲げなければ通れないほどの道幅でした。
最初の登り口がこちら。早速階段を登っていきます。
登り切ったところから、まっすぐ直進。一段高くなるにつれ、見晴らしも変わっていきます。
続いてこちらの長く続く階段を物件のある場所まで登ります。ブロック塀が途中から低くなっているところが物件の場所です。
長屋造りの平屋建て住宅。
続いて外観を見ていきましょう。一見、普通の平屋建て住宅に見えますが、北側と南側の両方に単独の玄関がある長屋造りになっています。密集する住宅地の中のコンパクトな平屋建てなので、開放感などは期待できませんが、敷地内には青空を望めるところもありました。
北東側からの様子。住宅のすぐ横に可燃ゴミの集積所がありました。
瓦は、いぶし瓦が使用されています。
北側玄関の様子。小さいながらも庭いじりができるスペースがありました。
西側には目隠しが施してあるテラス屋根が設置されています。洗濯物を干すのにも良さそう。
西側からは近隣の街並みや緑、青空も見ることができました。
南側にある玄関の様子。
ガラス窓が割れていたり、軒天に傷みが見られました。
東側は大人一人が通れるほどのスペース。木サッシの窓がレトロな雰囲気を出しています。
住まい方は自由自在。
真ん中の壁を隔てて二つの世帯が住まえる長屋造りになっています。どちらにもトイレ、浴室、台所などの水回りも完備してありますが、使用感がありました。特に南側は長年使われていなかったようで、室内の傷みが激しく、そのまま住まうのにはかなり厳しい様子。北側をメインの居住空間にして、南側をリフォームしたり全く別の用途で使用したりと、住まい方は自由自在。ただ、車の通れない場所にあるのでリフォーム費用なども割高になりそうです。(室内に私物が残っているため、写真は少なめになっています。)
南玄関側の和室。長年使われていないようで畳や襖の傷みが激しい様子がわかります。
和室奥の縁側の両サイドに、トイレと風呂がありました。縁側の床には泥が入り込んでいる状態。
土間台所の様子。レトロな雰囲気のあるところですが、水回りはかなり使用感があり、そのまま使うのは厳しい様子。
トイレは下水道に接続されています。お風呂は小さく脱衣所などもない状態。
西側のこちらの部屋は特に傷みが激しい様子でした。
廊下の窓ガラスは割れていて、物も散乱しています。
北玄関側の和室の様子。
こちら側は住まいとして使われていた跡がありました。
裏口の土間にあるお風呂はガス風呂仕様。土間にあるお風呂なので、洗い場などがない状態です。
一番近い場所にある若葉公園。遊びに来ていた子どもの姿がありました。
今回ご紹介した物件はいかがだったでしょうか。佐世保市若葉町の高台にあり、家まで車は乗り入れられないという条件付きの住宅でした。また室内の一部はそのまま住むには難しいほどの傷みもあります。居住用ではなく、何かの拠点として活用するのもいいかも。自分なりに少しずつ手を加えていってもいいし、隠れ家的に住まうことも考えられます。まずは一度足を運んでみませんか?