長崎県川棚町小音琴(こねごと)郷にある中古住宅をご紹介します。
物件は国道から少し山手に登った住宅街の一角にあります。高台にあるので眼下に町並みが見晴らせ、また抜けた青空を愉しむこともできます。
建物は築50年ほどで、経年劣化による傷みも多数見受けられます。購入後は既存の建物を活かしたリノベーションを行なっても良いし、敷地の広さを活用して新築用地として購入いただくこともできそうです。
川棚町でお住まいをお探しの方にオススメの物件です。
目次
- 外観
- 内観
ルームツアー
下の画像をクリックして動画で全体像をご確認いただけます。(※再生すると音声が流れます)
※小屋内の残置物の撤去費用は、売主様が負担されます。
前面道路
前面道路は道幅4.2mほどで、なんとか離合もできそうです。また、こちらの道路は車通りなどあまり多くない印象でした。
高台で南向きなので日当たりも良好!抜けるような青空を楽しむこともできます。
上空からの様子
ピンクで囲われた部分が今回ご紹介する敷地になります。細長い形状で、建物の裏手が空き地になっていました。新築用地として活用する場合には、奥側(空き地側)に住宅を建築することで、手前側(道路側)に駐車場を確保する事ができそうです。
上下水道の配置図
上下水道の配管図の様子。上水道、下水道共に前面道路から配管されています。
西側
前面道路側からは、植栽が生い茂っていて建物が見えづらい様子でした。
南側へ進むと、コンパクトな平屋建てが見えてきました。
南側
裏手にあるのは小高い山。抜け感のある青空と山の緑のコントラストが良い感じです。
南側の隣家との間には通路がありますが、こちらは里道になっていて誰でも通行できる道路になっています。
こちら側には、ブロック塀が設置されていました。
空き地側
建物裏の空き地側からの様子。高い位置から見ると、やはり見晴らしも良いですね。
空き地部分も1棟建てられるほどの広さがありました。こちら側に新築を建てて、現在建物がある場所を駐車場や庭にするのもおすすめです。
全体的に草木が伸びている印象。夏場は草刈りが必須になりそうです。
建物の周囲も鬱蒼とした状態になっていました。
入口
入り口は門柱や門扉がありました。門扉はサビていて、スムーズな開閉ができない状態でした。
緑に囲まれた平屋建てが、なんだか神秘的。
玄関周り
レトロ感漂う玄関。タイルや照明、玄関の格子などのパーツにかわいらしさがあります。
玄関前はシンプルなコンクリート。ヴィンテージ感漂う照明が可愛らしい。
南に面したお庭部分も、植栽に覆われていました。植栽の高さを整えれば窓側からも日が差し込みそうです。
建物(南側)
軒下の雨樋はサビていて傷みがある様子。
軒天は腐食して穴が空いている箇所がありました。
小屋
建物のすぐ横には小屋がありますが、こちらも全体的に傷みが多い様子でした。
外壁はトタン貼りで全体的に劣化しています。また、こちら側の軒天は剥がれが多くなっていました。
屋根の近くまでツタが絡んでいる様子。木サッシは懐かしさを感じさせます。
小屋は物置として利用されていたよう。天井には雨漏りの跡がありました。(現在も雨漏りしている可能性があります。)
小屋内の残置物は、そのままの状態でのお引き渡しになりますが、撤去にかかる費用はオーナー様が負担されます。
引き戸は開け閉めしづらい状態でした。
建物(北側)
こちらには、車1台ほど停められる駐車スペースがありました。右側のブロック塀や植栽を撤去すれば、複数台は停められそうです。
大きな植栽があって日陰になっています。駐車スペースから近い位置に外水栓がついているので洗車もできそうですね。
こちらは排水桝のフタになります。下水道にも接続済みなので安心。
北側になりますが、壁には大きな汚れなどはない様子。隣家とも程よい距離がありました。
キッチンの勝手口付近の壁は、ツタなどが巻き付いていました。
屋根
屋根はセメント瓦で大きな傷みは見受けられませんでした。上には太陽熱温水器が設置されていますが動作未確認です。
玄関
玄関の様子。壁や床、天井などに傷みがありました。
古めの靴箱も完備しています。床のレトロタイルが可愛いくて印象的。
靴箱の他にもコートなどの衣類を収納できる棚もありました。明かりとりのための窓も良い雰囲気。
天井は所々穴が空いていて、段ボールで簡易的に補修されている箇所もありました。
洋室8.5帖
玄関すぐ横の8.5帖の洋室スペース。床は一度貼り替えられているようで傷みは少ない様子でした。
壁は一部ベニヤが剥がれかけています。少し奥まったスペースもありました。
窓は2面あるので、庭の植栽を剪定することで日の光も入り込みやすくなりそう。
襖や収納も傷みがありました。
ダイニングキッチン
縦長のダイニングキッチン。壁や天井などに黄ばみや破れなどあるものの、床板は張り替えられていて、比較的キレイな印象がありました。奥には外へ通じる勝手口があります。
窓の上部には、エアコンを取り外したような跡がありました。壁は剥がれなどが目立ちますが、張り替えるだけでもガラリと雰囲気が変わりそう。
全体的に傷が目立ちました。
シンプルなキッチン。収納もたっぷりで、使い勝手も良さそうです。
シンクや水栓部分などは使い込まれた様子。水垢やサビなどがありました。
コンロはIHタイプになっていて、天板に焦げ付きの跡がありました。
こちらの出窓からも明るさが確保できそうです。換気扇は取り替えられているようでキレイな状態でした。
洋室4.5帖
4.5帖の洋室は、傷みが多く補修なども行われていませんでした。
以前は応接室として使用されていたような名残りもあります。暖炉風のインテリアなどもありました。
型板ガラスが雰囲気にマッチします。床はブワブワとたわんでいて、剥がれているところもあります。
和室6畳
和室も全体的に傷んでいる様子。室内は明るさがありました。
上部の欄間も松模様で渋さがあります。窓は洋室と同じタイプのレトロガラスですね。
床の間も昔ながらの造りになっています。
天井はシミや色褪せなどあり傷んでいる様子。畳はゴザが敷いてありますが、傷みが目立ちます。
和室4.5畳
こちらの4.5畳と隣の6畳の間には、襖もなく開放されています。全体的にかなり傷みがある状態です。
畳も傷んでいます。襖には動物の引っ掻き傷のような跡がありました。
壁は砂壁仕様になっています。
廊下
廊下の床板はリフォームされている様子。窓がないので薄暗い印象。
洗面台
廊下から曲がったところに洗面台。窓があるのでミラーキャビネットは真横に設置されています。
洗面台はかなり使い込まれていて、使用感がありました。
浴室
タイル貼りの浴室は、汚れや傷みが多く見受けられます。
浴槽はコンパクトなステンレスタイプ。浴室内にも勝手口がありました。
タイルも割れや剥がれが目立つ状態。シャワーは取り替えられた様子がありました。
トイレ
トイレは古いタイプですが手洗い機能と洗浄便座機能が付いてます。下水道にも接続されているので水洗仕様になります。
ペーパーホルダーや照明もありますが、劣化が見られます。また、トイレの壁も砂壁仕様になっていました。
まとめ
今回の物件はいかがだったでしょうか。
町の中心地から少し離れていますが、高台にあるので見晴らしもよく、周りに高い建物もないので抜け感もありました。
古さや傷みが多い物件ですが、使われているパーツに可愛らしさもありました。パーツを活かしたリノベーションも良いし、敷地の広さを活かして新築を建てるのもおすすめです。
川棚町でリノベーション向き物件をお探しの方や新築用地をお探しの方はぜひご検討ください。
360度ルームツアー
【外観】
【内観】