東彼杵町三根郷にある中古住宅をご紹介します。
場所は東そのぎIC入り口付近から車で2、3分程登った小高い丘の上にあります。
周りには隣家もなく、茶畑や山並みが望めるのどかな地域。高台なので見晴らしが良く解放感もありました。
建物は2階建てですが、室内はスキップフロアになっていてまるで迷路のよう。子ども達が喜びそうなワクワクした造りです!
部屋数も多く、トイレは4つ設置されているので2世帯住宅やシェアハウス的な使い方も良さそう。
築34年経過し、全体的に使用感や年相応の劣化や傷みもありますが、レトロでありながらモダンな空間になっています。
目次
- 外観
- 内観
ルームツアー
下の画像をクリックして動画で全体像をご確認いただけます。(※再生すると音声が流れます)
高画質でのご視聴は“こちら”からご覧ください。
前面道路
物件は通りから小高い場所に位置します。周囲に家などなく、とても開放的。
前面道路は6mほどと広々。車の通りもそれほど多くありません。
付近の様子
物件入り口すぐ横に公園がありました。
公園内には記念碑などが建てられています。
こじんまりとしていますが、緑が多く落ち着ける場所です。
物件までの道のり
敷地入り口の幅は、約3.3mと若干狭い様子。
こちらのカーブが一番狭く、約2.7mほどでした。
最後に大きくカーブを曲がります。
敷地内に電柱あり。外側にあるブロック塀はバックする際の目安になりそうです。
駐車場周辺
駐車場は傾斜があって、若干出入りしづらい様子でした。
玄関前にも一台分停められそう。
駐車場の奥は原野のようになっています。落ち葉でフカフカで、家庭菜園なんかもできそうです。
建物外観
建物2棟が中央の渡り廊下で繋がった造りになっています。2階の広いバルコニーとテラコッターカラーの外観が印象的です。
1階はコンクリート造、2階は木造になっていて、1階よりも2階がせり出したスラブ形式の建物になっています。
上空からの様子
ピンクの部分が所有地になります。黄色部分は里道です。
周りは美しい茶畑に囲まれています。(こちらの写真はドローン写真になります。建物からは海は少し見えます。)
丘の上なので見晴らしも良好。周りに遮るものがないので、日当たりも良さそうです。
上下水道の配置図
上水道は前面道路より配管されています。下水道は未整備エリアですが、敷地内に浄化槽が設置されていました。
西側の様子
傾斜のついたなだらかな西側は、未整地で草木が生えている状態。
こちらのドアは1階倉庫への出入り口。コンクリートブロック塀の階段は2階の玄関へ続きます。
玄関周辺の様子。少し高さはありますが、柵などはありませんでした。
玄関ドアには、サビが見受けられました。
北側の様子
2階一部増築されています。
北側の壁は色褪せや汚れなどもありました。
こちらの茶畑がとてもきれい!
壁際には給湯器やエアコン室外機などが設置されています。
給湯器は灯油タイプになっています。
こちらは建物の間の様子。2階は渡り廊下でつながっていますが、1階は分かれています。
東側の様子
なだらかな傾斜のある東側の庭部分。
様々な木々が自生していました。
栗の木が並んでいます。秋は栗拾いが楽しめそうです。
冬は落葉して閑散としていますが、春夏場は緑が生い茂り、美しい風景が広がります。
東部分は段差があり、一階部分より高くなっています。
こちらの広めの窓にも雨戸があって安心です。
2階のスラブに雨染みがありました。
屋根
スレート屋根タイプ。色褪せや劣化が目立つので、今後はメンテナンスが必要になりそうです。
間取り
玄関(事務所側) → 事務所 → トイレ付近(事務所側) → 渡り廊下(2階) → 縁側(2階東側) → 和室8畳(2階東側) → トイレ(2階東側) → キッチン → リビング → バルコニー → 玄関(2階西側) → 脱衣洗面室(1階西側) → 浴室(1階西側) → 手洗い・トイレ(1階西側) → シンク・倉庫(1階西側) → 洋室10帖(1階西側) → 洋室7.5帖(3階) → トイレ・洗面台(3階) の順にご紹介いたします。
玄関(事務所側)
建物の左側にある玄関ドア。一部剥げている箇所に塗装が施されていました。玄関のコンクリートブロックの壁が印象的です。
ドアは経年劣化でサビや変色がありました。
玄関入ってすぐ、2階へ続く階段があります。
事務所
1階の事務所スペース。現在は設計事務所として利用されています。室内にある私物は、引き渡しの際に撤去されます。
現在は机や棚で空間が仕切られていますが、撤去すると広い空間として使うこともできそうです。
窓は通常よりもワイドなサイズ。南側なので日当たりもよく、窓からの景色も取り込む事ができ開放感があります。
2面採光なので明るい。机上部にある窓も標準より広め。庭を眺めながら仕事ができそう。
窓が大きいので室内は明るく、どの位置からも外の景色を眺める事ができます。コンクリートブロックの壁がアクセントになっていてかっこいい室内です。
事務所奥に書庫も完備されています。収納力も抜群!
トイレ付近(事務所側)
コンパクトながらも事務所専用のトイレ手洗い完備。トイレの壁もコンクリートでかっこいい。裸電球がレトロな雰囲気を出しています。
こちらにはミニシンクも設置されています。
さらに奥には倉庫も完備。趣味のスペースとしても使えそうな、ちょっとした作業台も設置されている。
コンクリートブロックが剥き出しのままの状態でクールな印象。大人の隠れ家的なスペースでワクワクします。
渡り廊下(2階)
こちらの階段を登って2階へ行きます。壁紙などにも傷みがありました。
2階は向かって左側が和室スペース、右側はキッチンスペースになります。
手すりも設置されていました。天井は施工時の糊などが浮き出している様子になります。
縁側(2階東側)
明るく開放的な縁側スペース。4畳ほどの広さがあるので、部屋としても使えそうです。こちらも通常より窓が大きくて明るい印象。
2階から見える景色はまるで絵画のよう。バルコニーも広くて開放感があります。
天井はおしゃれな網代天井。大きな木材も使用され高級感がありました。
畳や床板部分にはシミなどの使用感もあります。
和室8畳(2階東側)
特別感を感じる落ち着きのある和室。窓から見える茶畑が幻想的です。
部屋の奥にはトイレスペースがあります。
窓から見える茶畑の様子が秀逸。絵など飾らなくても、インテリアの一部となっています。
撮影時は曇りでしたが、晴天時は空の青と、茶畑の緑が織りなすグラデーションを楽しむ事ができます。
内障子もあるので明るさ調整も可能です。
窓下には雨シミのような跡がありました。
とても大きな雪見障子!開閉することもできます。縁側の様子も見え、まるで旅館の一室にいるような気分。
壁は切り替えタイプで、空間がグッと引き締まります。
網代風の天井によく合う照明も。一部窓の障子のレーンが剥がれかけていました。
トイレ(2階東側)
和室専用のトイレスペース。冷蔵庫を置けるほどのスペースもあるので便利にご使用いただけそうです。
ドアは上下が空いているタイプ。トイレはTOTO製のものが設置されています。使用感はありますが、そのままご使用いただけそうです。
暖房便座のみでウォシュレット機能はついていないようです。
手すりやトイレ手洗い部分にサビがついていました。
洗面ボウルは使用感あります。
水栓部分も使用感がありました。換気扇や照明も設置されています。
キッチン
キッチンは7帖ほどのスペースですが、リビングと合わせて15帖ほどあるので、レイアウト次第で広々と使うこともできそうです。
旧式のキッチンは全体的に使用感があります。グリーンとクリーム色の配色が可愛らしい。
懐かしさのあるナショナル製のガスコンロ。アルミ箔で覆って丁寧に使用されているようです。
コンパクトな吊り戸棚も設置されています。壁や天井のクロスは剥がれかけていました。
リビング
リビング部分は南西にあり、3方向に窓があってとても明るい。小さな窓からは遠くに大村湾が見えます。
こちらは絶景ビュースポット!ソファを置いてのんびりと過ごせそうです。
バルコニー
色んな用途で楽しめそうなバルコニー。机と椅子を置いて食事をしたり、風景を眺めながらのんびりと過ごせそう。
南側一面繋がっていて、とても広々としています。
途中、渡り廊下部分はウッドデッキ風になっています。
壁はオシャレなテラコッタカラー。軒部分は経年劣化で変色している様子。
手すりは木製で雨ざらしの為、傷みがある様子。定期的なメンテナスが必要になりそうです。
丘の上なので360度見晴らしが良く、眺望も素晴らしい。
玄関(2階西側)
西側玄関内の様子。こちらはスキップフロアになっていて、上下に小さな階段があります。
2階玄関付近の壁紙にはヒビ割れのようなものがありました。
脱衣洗面室(1階西側)
脱衣洗面室はコンクリート壁剥き出しの状態。
洗面台は使用感があります。
浴室(1階西側)
浴室もブロック剥き出しでワイルドな空間。冬は寒さなどもありそう。
コンパクトな浴槽。全体的に使用感があり、水栓にはサビがあります。
手洗い・トイレ(1階西側)
シンプルな手洗いボウル。ブロック壁の雰囲気と相まってかっこよさも感じられます。
トイレは水洗の和式タイプ。
古いようにも見えるし、逆に今っぽくもある不思議な空間。
シンク・倉庫(1階西側)
1階に降りた階段横にシンクがあります。使用感はありますが、ちょっとした洗い物など出来そうですね。
1階の倉庫は2ヶ所。西側には外に通じるドアもあり、直接出入りできます。
ワイヤーの電球ガードが工場っぽくてカッコいい。
東側の倉庫。収納力があり使い勝手も良さそう。
天井や配管も剥き出しで無骨だけど、逆にそれが良い雰囲気にも感じられます。
洋室10帖(1階西側)
こちらはグリーンのカーペットが目を引く、10帖のスペースになります。ブロック壁が白く塗装されている様子がわかります。
現在は物置きとして使用されていますが、部屋としてもご利用いただけそうです。
床は一面カーペット敷きになっています。
現在は白で統一されていますが、壁も床も自分好みにDIYしても良さそうです。
小さな窓も設置されていました。
洋室7.5帖(3階)
続いて玄関に戻って今度は階段を登ります。7.5帖の隠れ家的な寝室へつながります。
天井が低くロフトのような感覚です。
窓からは素敵な茶畑が望めます。
トイレ・洗面台(3階)
こちらにもトイレが設置されているので、便利にご使用いただけそうです。
洗面コーナーも完備。ちょっとした収納もあります。
こちらは小型の電気温水器になりますので、お湯も出ます。上部には換気扇がありました。
トイレと洋室の間に段差がありますが、スロープが設置されているので安心です。
まとめ
今回の物件はいかがでしたでしょうか。
築34年の中古物件で傷みや劣化もありますが、レトロだけどモダンで魅力ある空間でした。
高台なので日当たりも良好ですが、何よりも茶畑の風景が息を呑むほどに素晴らしい。更に広いお庭も付いているので、色んな可能性を感じる物件でした。
そのまま住まわれるのも良いですが、DIYをして自分好みの邸宅にしても良さそうです。
東彼杵町でお住まいをお探しの方は、是非ご検討ください。
360度ルームツアー
【外観】
【内観1階】
【内観2階】