長崎県川棚町上組郷にある、コンパクトな平屋建て工場をご紹介します。
貸作業場として何度か登場していたこの物件。今回は売工場としてのご紹介です!
以前は、お弁当屋さんやテイクアウトのお店として利用されていたので、二層シンクやダクト、ガス給湯器やトイレなどの設備が整っています。室内には陶磁器用のガス窯もあるので、焼き物の工場としてもご使用いただけそう。
小さめの工場をお探しの方や、これから何か新しいこと始めたい!と思われている方にもオススメの物件です。
目次
- 外観
- 内観
ルームツアー
下の画像をクリックして動画で全体像をご確認いただけます。(※再生すると音声が流れます)
高画質でのご視聴は“こちら”からご覧ください。
前面道路の様子
物件周辺の道路の様子。こちらの道路は川棚川の西側をはしる通りで、本通りのある東側に比べると車通りはあまり多くありません。写真左が川棚町方面、右側が波佐見町方面です。
川棚川と対岸の様子。山・川・青空と、豊かな自然が広がります。
山下陶苑様の看板を目印に、こちらから奥に進みます。道路内の側溝工事が行われていて、舗装も新しくなっていました。
少し進んだ坂道の途中を左に曲がります。道路との接面は約10mあり、車の出入りもしやすい印象です。
通路入り口には、ゴミ収集庫が設置されています。こちらの入り口も、側溝工事に伴いコンクリートで綺麗に舗装されていました。
敷地までの通路はコンクリート舗装ですが、端の方や敷地入り口付近は砂利敷きになっています。こちらの通路は、隣家との共有通路です。
通路から見た建物の様子。植栽が目隠しにもなっています。
植栽スペースには、植木鉢や切り株などが置いてありました。ガーデニングを楽しむのも良さそう。
こちらの建物が今回ご紹介するコンパクトな工場です。サーモンピンクの外壁が周りの緑に映えます。
上空からの様子
通りから少し小高い場所に位置し、建物裏手は山に囲まれている様子がわかります。
敷地の形状は扇形になっていて、写真上部の山手側が南になります。
建物の南側が山に囲まれているので、冬場などは日が入り込みにくい状態です。北側は開けているので、暗く感じることはありませんでした。
通りから少し離れているので、隠れ家的な雰囲気もあります。
上水道配管図
現状、上水道は隣地を通り敷地へ引き込まれています。下水道は未整備地区です。
駐車場
通路と敷地の間には、側溝が設置されていました。
駐車場は少し湾曲していますが、3〜4台ほど停めることができそうです。
東側の様子
東側から見た建物の様子。山に近い方の外壁の方が、若干黒ずみが濃いように見えます。
入り口の横には照明が設置されていて、夜でも安心。
側溝は敷地の周りを取り囲むように設置されていて、山水や雨水はこちらに流れているようです。
紫陽花やもみじが植えられているので、季節の移ろいを身近に感じることができそう。
北側の様子
建物北側には、設備関係がまとめられていました。
建物と植栽スペースの様子。通りに面しているので、うまく植栽を活用すれば目隠しにもなりそうです。
外壁を伝ってガス配管が設置されていました。建物内から排水管も出ています。
ガス給湯器はパーパス製のものが設置されていました。屋外水栓があるのも嬉しいポイントです。
外壁の黒ずみが目立ちます。軒裏は比較的きれいな状態でした。
西側の様子
建物の西側には材木などが置かれたままの状態になっています。
隣地との間には低木の植栽があるのみなので、少し視線などが気になるかもしれません。
窓や網戸には苔のようなものが見られました。
南側の様子
こちらには、汲み取り口が設置されています。購入後は定期的な汲み取りが必要になります。
焼却炉のようなものが設置されていました。
裏山は木々が生い茂っている状態です。
側溝部分には土嚢が積まれている様子がわかります。
撮影当日も、山の奥から続く側溝に水が流れてきていました。
屋根
スレートタイプの屋根。ガス窯からの煙突も伸びています。
天窓が2箇所設けられていますが、現在は室内に天井が作られているので天窓としては機能していません。
全体的に色褪せや劣化が目立つので、今後は塗装などのメンテナンスが必要になりそうです。
間取り
入り口 → 作業場 → キッチン → ダクト周辺 → 窯 → 冷蔵庫周辺 → 手洗い → 休憩室 → トイレの順にご紹介いたします。
入り口
入り口は風除室のつくりになっているので、強風や埃、虫などの侵入も防ぐことができます。お餅のような照明も可愛らしい。
作業場
作業場全体の様子。壁は石膏ボードが貼られ、比較的きれいな状態でした。
入ってすぐの場所にはコンパクトな二層シンクの流し台が設置されています。北側からの光が入って明るい印象です。
天井はトラバーチン模様のもの。備え付けの棚もそのまま残されます。
キッチン
コンパクトなキッチンスペース。全体的に使用感がありました。
ダブルシンクで作業効率もUP。飲食店として許可をとるなら、二層シンクの設置が必須です。
キッチン水栓もそれぞれ単独で設置されていました。
古めのタイプではありますが、そのままでも十分ご使用いただけます。
お庭の木々と川棚の風景を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすのも良さそう。
ダクト周辺
入り口すぐ横には、大きなダクトが設置されています。
キッチンパネルとガスの元栓も設置されているので、あとは台とコンロを用意するだけ。キッチンパネルには、一部ヒビ割れと焦げた跡がありました。
フードの中も使用感はありますが、ひどい油汚れなどは無い様子。ガスの元栓は2口用が設置されていました。
コンセント周りにはアルミシートが貼られています。
窯
現在は石膏ボードで囲われているこちらの部分には、陶器用のガス窯が設置されています。ガス窯を使用される場合には、こちらの壁を取り外していただく必要があります。
こちらが実際に設置されているガス窯です(動作未確認)。
屋根まで伸びる煙突。窯の中の写真は6年ほど前のものになります。
冷蔵庫周辺
作業場の南側には冷蔵庫が置かれています。上部には換気扇も設置されていました。
こちらの冷蔵庫はそのままお使いいただけます。
コンセントの下には便利な双口水栓。排水管も設置されているので、手洗いやシンクを追加で設置することも可能です。
手洗い
キッチンの隣には手洗いが設けられていました。水石けん入れやダストボックスもそのままお使いいただけます。
ペーパーホルダーも付いていて便利。給湯リモコンはガス給湯器と同じパーパス製です。
ブレーカーは40Aのものが設置されていました。
休憩室
続いて隣の休憩室を見ていきましょう。コンパクトながらも色んな用途でお使いいただけそう。
休憩室の奥にはトイレが設けられています。作業場とは別にこちらにもブレーカーが設置されていました。
石膏ボード仕上げの壁には、一部何か貼っていたような跡が残っています。床は、土間の上にタイルカーペットが敷かれている状態でした。
こちらの部屋は天井が設置されていないので、暑さや寒さがダイレクトに感じられるかもしれません。
窓からも、ゆったりとした風景を愉しむことができます。
休憩室のブレーカーも作業場と同じ40Aのものが設置されていました。契約するとインターネット回線や電話もご使用いただけます。
休憩室奥の様子。小上がりには左の階段から上がります。
階段の裏には床下換気口が隠れていました。少し離れた隣にもう一つ。
小上がりの上にも、作業場と同じくらいの大きさの棚が置いてあります。こちらの床はフローリング仕様。エアコンはHITACHI製のものが設置されていました(動作未確認)。
トイレ
トイレの入り口横に鏡と手洗いが設置されています。
トイレは簡易水栓仕様で、3年前に設置されたばかり。きれいな状態で保たれています。
ウォシュレットやスリム収納も完備。快適にご使用いただけそうです。
照明は、人感センサー付きの電球が付いていました。
まとめ
今回ご紹介した物件はいかがでしたでしょうか。
設備が十分に整った物件なので、すぐにでもご使用いただけそう。お弁当やスイーツなどのテイクアウト専門店やアトリエ・工房など、色んな用途での活用が考えられます。
川棚の自然が見守る中で、新たな一歩の背中を押してくれそうな今回の物件。ぜひ一度ご検討ください。
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●下記の国土交通省ページにて、物件付近の「防災情報」や「周辺施設情報」「取引価格情報」「人口情報」などをご確認いただくことができます。