佐賀県嬉野市大字下野にある和風の中古住宅をご紹介いたします。
山や田んぼに囲まれた自然豊かな地域にあり、のどかな田舎暮らしを楽しみたい方にぴったりの環境が広がります。
物件から車で10分ほどの距離に、スーパーや嬉野温泉施設があって、日々の生活にも便利です。
建物は築年数が経過していますが、リフォームや修繕などを行なった跡も見られ、大切に住まわれてきた様子がうかがえました。住宅としてはもちろんですが、周辺の自然豊かで長閑な環境を考えると、古民家カフェや民泊など人の集まる場所としての活用も良さそう!多様な可能性を秘めた物件です。
目次
- 外観
- 内観
ルームツアー
下の画像をクリックして動画で全体像をご確認いただけます。(※再生すると音声が流れます)
高画質でのご視聴は“こちら”からご覧ください。
前面道路の様子
物件へ入り込む道までの道路幅は約6.3m。抜けるような青空が印象的で、車通りも少なく静かな印象です。
こちらの道を入り込んで更に左に進みます。こちらの道は嬉野市道で道幅は約3.0m。でこぼこしている状態で、舗装部分が細くなっている箇所もありました。
背景には裏山がそびえ、自然の中にポツンと佇む古家の様子が絵になります。
上空からの様子
自然の中にひっそりと佇むこちらの古民家住宅。裏手には山、目の前は田んぼという田舎ならではのロケーションが広がります。今回は、家が建っている両隣の農地も付属します。使い方次第でさまざまな可能性が広がりそう!どんな楽しいことができるかワクワク想像しながらご覧ください。
全体の敷地は約400坪で、宅地部分は約140坪ほどになります。民泊や古民家カフェとして活用するのはもちろん、広々とした敷地を活かしてドッグカフェを開くのも良さそう!片方の畑スペースを来客者の駐車スペースとして活用もできそうです。
真上から見た様子。敷地はピンクのエリアで宅地の両隣に農地がある状態。水色の道は嬉野市道になります。赤い部分は里道です。(現在、2項道路に申請中ですが、申請が通らない場合もあります。)
のどかな田園風景が広がるロケーション。山の深い緑と田畑の鮮やかな緑のグラデーションが、澄み渡る青空によく映えます。
上水道配管図
上水道は全面道路から配管されています。下水道は未整備区域です。
屋根
屋根はセメント瓦で、全体的に劣化が見られます。そのため、塗装などのメンテナンスが今後必要になりそうです。
畑(北側)
まずは北側の畑部分から見ていきます。
畑の広さは約100坪ほどあり、現在は耕作されていない状態です。
道側に向かって若干傾斜がついています。
敷地の端には水路があり、裏手には竹が生い茂っていました。
畑(南側)
続いて南側の道路側からの様子。道幅は、一番狭いところで2.6mほどでした。
南側の農地は約95坪。傾斜もなく、比較的フラットな状態です。
正面は視界が抜けていて気持ちが良い。
背の高い木々や植栽も植えられています。
キンカンと白いサザンカの花がかわいらしい。
宅地入り口周辺
続いて宅地部分に入っていきます。南側から暖かな日差しが差し込んでいました。
入り口の幅は約5.8mほど。玄関前にもゆとりがあるので、奥の方まで駐車することも可能です。
畑側を拡張すれば、さらに駐車スペースを広くすることできます。
建物外観
築年数を重ねたレトロな外観。外壁を張り替えたり、塗装を行うことでまた違った雰囲気にもなりそうです。
納屋
車庫や物置として利用できそうな納屋。
納屋の裏側は劣化していますが、塗装や補修すればまだまだ活用できるかも。
納屋の西側は、竹林に隣接している状態です。
車庫部分の横幅は約2.7mほどあるので、軽自動車やトラクターなど十分停めることができそうです。
車庫の隣のスペースは棚などもあって物置として利用できます。
物置
下屋を利用した物置スペース。
西側の竹の影響により劣化が進み、内部も傷んでいる状態です。
床部分の腐食も見られます。
東側
東側から見た様子。大きな木が印象的です。
宅地との間には、かわいらしい小道もありました。
物件はプロパンガス仕様。
北側
北側は日陰になっている印象。
窓枠や軒天部分も傷みが見られます。
井戸の跡のようなものがありました。今は使われていない様子。
土間
土間部分の様子。屋根も壁のトタンも傷みが目立ちます。
今は使われていませんが、以前は薪ボイラーでお風呂を沸かされていたようです。
天井はススで黒ずんでいて、劣化も進んでいます。
玄関周辺
軒先などは雨の影響なのか、塗装の剥がれなども見受けられます。
外には汲み取り式の和式トイレが設置されていました。
玄関からは美しい山並みの風景を望むことができ、奥には連なる山々が広がっています。東側には唐泉山という山があり、そこから毎朝、美しい朝日を眺めることができるそうです。
間取り
続いて建物内をご紹介します。建物は経年劣化による傷みや若干の傾きなどありますが、リフォームや補修をしながら丁寧に住まわれていた跡がありました。一部屋ごとに区切られた造りになっていますが、仕切りを無くして開放的にするのも良さそう。天井や床、壁紙などを貼り替えることでまた違った印象になりそうです。
玄関ホール → 和室6畳二間 → 縁側 → 居間4.5帖 → 洋室6帖 → 台所 → 脱衣室、浴室 → 洗面室、トイレ → 和室6畳 → 階段 → 和室6畳(2階) → 廊下 → 洋室6畳(2階) の順にご紹介いたします。
玄関ホール
レトロなガラスが印象的な玄関ドア。玄関内はコンパクトなサイズ感になっています。
玄関から一段上がったところには、座敷スペースがあります。
黒色の天井は古民家風で趣きがありました。床はキズが目立ち、一部には何かを剥がしたような跡もありました。
コンパクトな下駄箱。
和室6畳二間
南向きで明るい座敷。広々としていて開放感があります。
畳には傾きが見られるものの、足で踏みしめてもブワブワとした感触はありません。
こちらの和室から各部屋に行くことができます。
鮮やかな朱色の天井部分。高さもあってかっこいい。
仏間は格式高い造り。畳は一部シミや日焼け、全体的にスレなどはありますが、比較的にきれいに保たれています。
こちらの畳は以前物が置かれていたようで、日焼けの跡がありました。
縁側
明るく爽やかな印象の縁側。
床には全体的に傷がついています。
天井は一部白色になっていて、補修の跡がありました。
居間4.5帖
コンパクトでかわいらしい居間スペース。斜め天井が印象的です。懐かしのブラウン管テレビもセットで付いてきます。
屋根の勾配に合わせて貼られたベニヤは、網代風でおしゃれな雰囲気。隙間風も防いでくれそうです。さらに、黒い梁が渋さを一層引き立てています。
掘りごたつ仕様になっている部分。火鉢のような造りで歴史を感じます。
こちらは以前雨漏りがあった影響でシミなどがあったようですが、現在は雨漏り箇所が塞がれていて雨漏りはないとのことです。
洋室6帖
こちらは石膏ボードが張られたままの部屋。
剥き出しの梁が趣があり印象的。
壁には、一部汚れなどもありました。
窓を開けると裏山を見ることができます。
台所
フローリング仕様のキッチンスペース。
洗濯室や玄関へと繋がっています。壁紙にはくすみなどありました。
花柄シールがかわいらしいキッチン。
シンクは使用感はありますが、比較的にキレイに保たれています。
レンジや収納部分も多少使用感はあります。
古いキッチンですが、丁寧に使用されていた様子がうかがえます。
脱衣室、浴室
脱衣室の様子。洗濯用水栓も設置されています。
鮮やかなタイルが印象的な浴室。コンパクトなステンレス浴槽がかわいらしい。
昔ながらのタイル張りですが、丁寧に使用されており、比較的きれいに保たれています。換気扇は設置されておらず、代わりに壁に換気口がある状態でした。
洗面室、トイレ
続いて洗面室周辺です。コンパクトでシンプルな洗面台が設置されていました。
使用感などがある状態。
トイレは簡易水洗式の汲み取りタイプ。こちらも丁寧に使用されているようです。
和室6畳
こちらは増築されている部屋になります。南向きで明るく、居間や寝室にも良さそうです。
レースを開けると東側の清々しい景色を眺められます。
もう一つの窓からも良い景色が眺められます。大きめのクローゼットも設置されていました。
壁紙の劣化などがあるところは、上から補修された跡がありました。
畳にも黒ずみがありました。
コンパクトながら、日当たりが良く気持ちの良さそうな縁側です。
縁側の窓からの様子。こちらからも気持ちの良い朝日が望めそうです。
階段
階段は狭く、急な印象を受けます。
和室6畳(2階)
レトロな雰囲気が漂う和室空間。中央にあるレコードプレイヤーも付属します。
コンパクトな収納スペース。
上部にも収納がありました。
天井にはシミのような跡がありますが、一部補修された形跡も見られます。
廊下
廊下の奥の扉は以前トイレがあった様子。
いまは物置として使われているようです。
2階からの眺めも美しい!
洋室6畳(2階)
床の擦れや傷なども多い洋室。全て板張りになっています。
壁紙は剥がれているようで、ベニアが剥き出しになっています。
窓際にも汚れや傷みがありました。
まとめ
今回の物件はいかがでしたでしょうか。
豊かな自然の中にある古民家住宅で、敷地の両サイドには農地が付属していました。建物は築76年ほど経過しているものの、丁寧に使用されていた跡が見られます。自然の中でゆったりしたセカンドライフを送る場所にも良いし、農地部分を活かして自家製野菜を楽しめるレストラン、体験型民泊施設など色んな用途が考えられそう。ぜひ一度、足を運んでみませんか。
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