今回は、旗竿地(はたざおち)に建つ中古住宅をご紹介します。棒の先に旗がついているような形の土地で、入り口が狭く細長いのが特徴です。場所は川棚町白石郷の川棚高校付近。国道からすぐのところで利便性の良さも魅力的。旗竿地ってどんなところ?メリットやデメリットは?と気になる方に見て頂きたい物件です。
▲前面道路の様子。
旗竿地ってどういうところ?
旗竿状の土地にはいくつか特徴があります。まずは入り口が狭く細長いこと、そして、四方を囲まれていることです。隣家とも近い場合が多く、プライベート確保の面で心配される方もいます。今回の物件も東側の隣家と多少の近さはありました。しかし、南側にある老人ホーム内には芝生が広がり、西側は駐車場になっているので圧迫感がありません。生活スタイルなども考えながら旗竿地での暮らしをイメージしてみてくださいね。
▲民家と消防詰所に挟まれた道を進んだ先に、今回ご紹介する物件があります。
▲南側は芝生が広がり、開放的。敷地内には物置きがありました。
▲北側にも背の高い植木が立ち並んでいるので、目隠しにちょうどいい。
純和風の落ち着きある空間
3間続きの和室が特徴的なこちらのお宅。築39年ということで、多少の使用感はあるものの水回りもそのまま使用できます。特にトイレは新しいタイプのものが設置されていました。また、隣家と近い印象はありながらも、建物自体は境界から少し離して建てられているので、圧迫感や暗さはあまり感じられません。 南東方向にある台所や和室には、明るい光が注ぎ込みます。
▲玄関ポーチから玄関ホールの様子。
▲目隠し用の建具。靴箱は既存のものが設置されています。
▲目隠しの裏には、洗面台とトイレがあります。トイレはタンクレスのスマートなタイプのものが設置されていました。
▲洗面台は古めのタイプ。トイレの天井にはシミの跡がありました。
▲床の間には存在感のある床柱。
▲南東方向から、明るい光が差し込む縁側でゆっくりと日向ぼっこも良さそう。和室には数か所収納もあります。
▲壁にはポスターが貼られていた跡がありました。また、畳にも日焼けの跡が残っています。
▲畳の一部、そして天井には汚れがあります。
▲キッチンは古いタイプですが、そのままでも使用可能。
▲洗濯機置き場の床や壁は劣化が見受けられます。
▲階段は若干急な印象ですが、手すりがあるので安心。二階の壁は全体的に汚れがありました。
▲南側は芝生の広がる老人ホームがあります。そのため、日当たりが良く開放感も抜群です。
お散歩や買い物にも良い、周辺環境
▲徒歩圏内にある、農産物直売所とドラッグストア。身近なところで買い物ができると安心ですね。
今回の旗竿地物件はいかがだったでしょうか。入り口の狭さや隣家との近さを多少感じますが、芝生の広がる施設側は見晴らしも良く、開放感すらありました。採光も十分に取り込むことができるなど、ある意味、旗竿地らしくない物件です。そんな個性的なお宅で、新しい生活を始めてみませんか?