2025.03.15
不動産査定方法の種類(机上査定・訪問査定)の違いとは?

不動産を売却する際、査定方法には「机上査定」と「訪問査定」の2種類があります。それぞれの特徴と違いを理解することで、状況に応じた最適な査定方法を選ぶことができます。
机上査定とは
机上査定(簡易査定)とは、不動産会社が実際に物件を訪れることなく、過去の取引事例や公示地価、路線価などのデータを基に算出する査定方法です。
机上査定のメリット
- 手軽さ:オンラインや電話で依頼でき、短時間で査定結果を得られる。
- スピード:即日から数日以内に査定額が提示されることが多い。
- 無料で利用可能:多くの不動産会社が無料で対応している。
机上査定のデメリット
- 精度が低い場合がある:実際の物件の状態やリフォーム状況を反映できないため、査定額が市場価格と乖離する可能性がある。
- 詳細な価格交渉が難しい:正確な査定には現地確認が必要なため、最終的な売却価格の目安にはなりにくい。
訪問査定とは
訪問査定(詳細査定)とは、不動産会社の担当者が実際に物件を訪れ、建物の状態や周辺環境を考慮して査定額を算出する方法です。
訪問査定のメリット
- 精度が高い:実際の物件状況を確認するため、より正確な査定額を算出できる。
- 価格交渉がしやすい:物件の強みや弱みを把握できるため、売主と不動産会社の間で具体的な相談がしやすい。
- 売却計画が立てやすい:市場価格に基づいた売却戦略を立案しやすい。
訪問査定のデメリット
- 手間がかかる:査定のために日程調整が必要で、立ち会いも求められる。
- 時間がかかる:査定結果が出るまでに数日から1週間程度かかることがある。
- 査定員によるばらつきがある:査定担当者の経験や判断によって結果が変わる可能性がある。
どちらを選ぶべきか?
机上査定が向いているケース
- すぐに売却する予定はなく、おおよその価格を知りたい。
- 複数の不動産会社の査定額を簡単に比較したい。
- 売却の可能性を探るために簡単に査定を依頼したい。
訪問査定が向いているケース
- 具体的に売却を進める予定がある。
- 正確な査定額を知りたい。
- 物件の個別要因(リフォーム歴や特別な立地条件など)を考慮した査定を希望する。
まとめ
机上査定と訪問査定にはそれぞれの特長があり、状況に応じて使い分けることが重要です。
不動産査定に関して専門的なアドバイスや査定をご希望の際は、お気軽に波佐見町・川棚町・東彼杵町・有田町・嬉野町専門の(株)あるある不動産へお任せください。