近くの丘の上からは、一面に広がるお茶畑や菜の花畑を一望でき、波佐見町をぐるっと囲む山々の風景とセットで楽しむことができました。今回は、そんな贅沢なロケーションを身近に味わえる、古民家平屋建て住宅をご紹介します。
子ども達の健やかな心やからだを育む野々川郷。
物件は大きな左カーブ沿いにあります。道は湾曲していますが、外側なので出入りの際は見晴らしが良く、車の出入りがスムーズ。
和風の平屋建て住宅です。増築された形跡もあり、その部分はセメント瓦。母屋は泥瓦が設置されていました。敷地には3〜4台ほどの駐車スペースがあり、小屋にも1台駐車することができます。隣地に建物はなく開放的で、敷地からの抜けるような青空が印象的でした。
5坪ほどの作業スペースと、その奥には2坪ほどの物置があります。現在は焼き物の絵付けなどを行うスペースとして使用されています。作業場の窓からは、野々川の長閑な風景がうかがえました。
東側の小屋や作業場周辺の様子。敷地を取り囲むように配置された小屋や作業場は、経年劣化なども見受けられます。
北側の様子。外壁や窓部分には汚れが目立ちます。庇部分には破損が見受けられました。
北側の屋根を見ると雨漏りの応急処置が行われていました。現在、北側和室部分に雨漏りが確認されているようです。成約の際は売主負担で修理を行なっていただきます。
小屋の一部は現在駐車スペースとして使用されています。他の部分は物置として使用中。このスペースはギャラリーとしても良さそう。白熱灯を数本垂らしてライトアップするだけでも雰囲気が出そうな空間です。
長短ある古民家中古住宅。
使いこなすには、かなり難易度の高い古民家物件ですが、よく目を向けてあげると魅力的な部分も沢山あります。現在居住中なので内部の写真は少なめですが、その一部をご紹介します。
廊下部分の様子。床や天井も汚れが目立ちます。
水廻りに関しても使用感や劣化が見られます。
左写真:一部の天井ではシミや破損もあります。 右写真:窓際の床の様子。
北側の和室部分に雨漏りがあります。
\ 野々川郷豆知識 /『野々川郷民は皆バレーが上手』
そうなんです、野々川郷民は皆バレーボールが得意なんです。小・中学生でトスやアタックができる子は大体野々川っ子だし、町民バレー大会ではいつも上位。まさに波佐見の七不思議… なぜか?は定かではありませんが、野々川郷民は小さい頃からバレーを教わるらしいのです。バレーボールを愛するあまりに、バレーコートを完備した体育館まで造ってしまうほど。バレーボール好きの方にも是非おすすめしたい地域です。
敷地から眺む満天の星!
高地にある野々川地区は、付近に空を遮るものがなく、スカッと抜けた空を味わえるのも特徴。夜になると、街灯などの最小限の光源しかなく辺りは真っ暗です。そんな、条件の満たされた敷地内からは、満天の星を見ることができるそうです。オーナーの方も「ぜひ一度見て欲しい!」と、お勧めするほど。余裕ある敷地面積なので、星空を見ながらパーティーなんかも良さそう。田舎ならではの楽しみ方がありそうです。
いかがだったでしょうか?雨漏りや劣化など、中古住宅ならではのマイナスポイントのある古民家住宅。そんな難易度の高そうな物件ですが、素材や環境を見ていると、何か放ってはおけない魅力的なものを感じました。そんなちょっと個性的な古民家住宅を、うまく活用してくれる方を募集します。