付近は程よい間隔で住宅が立ち並びます。自然が多いわりに、人の気配を感じれるのも魅力の一つ。若干、街灯が少なそうなので、夜間の状況も確認しておきたいところ。
玄関ポーチの様子。写真では、庭木があり暗めの印象ですが、現在は伐採済みなのでとても明るい玄関ポーチになっています。
外壁や軒部分は破損は見られませんでした。
ブロンズ色のアルミサッシの様子。状態は悪くありませんが、単板ガラス仕様なので結露なども考えられます。
隣地との様子。西側は住宅があり、塀などはない状態。南側には使用されていない陶器工場があります。
それでは内部を見ていきましょう。玄関を入ると左側は座敷、右側はキッチンや洋室などの生活スペースになっています。
部屋数は3部屋+DKの構成ですが、座敷部分は和室の続き間になっているので、実際、居室として使用できるのは洋室の一部屋のみになりそうです。もちろんリノベーションで間取り変更も可能。
建物は全体的に経年劣化が見受けられ、特に床や畳は傷みが激しい状況ですが、建具などの開閉はとてもスムーズなので建物の傾きはなさそうです。
座敷部分は庭木の影響で暗めの印象。リノベーションで間取り変更を行う場合は、LDKへ変更したり部屋数を増やしたりと、フレキシブルに使えそうな空間です。
西側の開口部からは隣家が見える状態。
キッチンにはガスコンロもついていました。比較的綺麗に使用されているようです。シンク部分は錆などの劣化が目立ちます。
左:座敷から見た脱衣所へ続く廊下の様子。 右:洗面台は古めのタイプ。
左:トイレは和式の汲み取りタイプ。 右:浴室も古めのタイル壁仕様。
左:天井は汚れが見受けられます。 右:タイルが割れ、補修された跡。他にも、亀裂のあるところが数カ所ありました。
蛇口と浴槽の様子。劣化や使用感も見られます。
押し入れや収納部分は比較的綺麗に保たれていました。
全体的に床や畳は傷みや汚れが目立ちます。特に玄関床部分はたわみもあります。床材の傷みなので、下地部分はしっかりと保たれています。
床下は比較的乾燥している状態。 天井裏の梁や柱もしっかりと保たれていて、シロアリなどの生息も確認されませんでした。
物件は傷みがあるものの、躯体がしっかりとしているので、まだまだ活かせそうなリノベーション素材でした。現在、敷地内の古家の解体も行われ、駐車場はもちろん、ちょっとしたお庭も設ける事ができそうです。ぜひ一度足を運んでみてください。