
有田町岩谷川内地区にある中古住宅をご紹介します。
毎年120万人もの人が訪れる焼き物の祭り「有田陶器市」。そのメインストリート沿いに、今回ご紹介する物件はあります。奥行きある細長い造りの住宅で、道路に面した一部屋は店舗としてもご利用いただけます。
水まわりは古めですが、キッチン・トイレ・お風呂も付いているので住居と店舗、どちらの用途としてもご使用いただけます。有田町で新しいことを始めようとしている方や店舗物件を探している方にオススメです。
※こちらの物件は借地権付き土地(建物のみ販売)になっています。毎年、借地料が発生します。
※売買価格の相談にも応じます。
写真をクリックし動画で全体像をご確認いただけます。(※再生すると音声が流れます)
歴史を感じる有田の町並み。
例年、上有田駅付近から有田駅付近までの区間をメイン会場として開催される有田陶器市。
そのメイン会場内に今回ご紹介する物件があります。有田駅寄りの旧東出張所の付近にあり、通りに沿って民家が軒を連ねます。
建物の南側にはすぐ側に線路があって、電車の走行音が生活音の一部になっているようです。

写真上部が上有田駅方面。陶器市期間中は、通り沿いに店が立ち並び、沢山の観光客で埋め尽くされるほどです。
物件の道向かいには、墓所がありました。写真上の水色の矢印が今回ご紹介する物件です。上空から見ても、両隣と接近して建っている様子がわかります。
前面道の様子。道が湾曲していますが、外カーブなので見通しは良く出入りはスムーズに行えそうです。墓所は道路よりも一段高い場所にありました。
建物の前に1台分の駐車スペースがあります。
両隣に隣家がありますが、東側の建物は少し奥まっているので採光は東側からのみになりそうです。
屋根はセメント瓦仕様。種類の違う瓦が被せてあるので、色が違う部分があります。
歩いてすぐのところには橋がありました。町並みを眺めながらのお散歩も良さそう。
隣地との境の様子。左側は建物のすぐ横が隣地になっているので、通ることができません。右側は人が1人通られるほどの幅がありました。
軒は共有になっているようで、雨樋が重なり合っています。トタンとレンガの壁はレトロな雰囲気。
建物南側の様子。裏はうっそうとした草木に覆われています。
南側の外壁の様子。トタンとモルタルの混合壁になっていました。
風呂のボイラーが設置されていますが、動作確認はできません。下屋は腐食したような跡が見受けられました。
サッシの上のトタン壁は、若干浮いているようです。未使用の小さな焼却炉もありました。
土手を上がったところにある線路。建物の真後ろを電車が通るようなイメージなので、初めの頃は音が大きく聞こえることもあるかもしれません。

建物付近にはJRと書かれた境界杭がありました。こちらから土手の方は全てJRの所有地になります。
用途に応じて活用できる、平屋建て住宅。
続いて室内を見ていきましょう。北から南にかけて細長く造られた建物で、一番北側が店舗部分でその部分以外は居住スペースや休憩室としてもご使用いただけます。
また経年劣化による傷みはあるものの、生活に必要な水まわり一式は揃っていました。利用の用途に応じて店舗のみでも居住スペースとしても活用できそうな物件です。
その他、陶器市期間中に、店舗部分のみを貸し出すことで、収益物件にすることも可能です。
(室内にある私物は引き渡しまでに売主様負担で撤去いただきます。)
玄関サッシは一般的なものが使用されているよう。開けるとすぐに部屋が見渡せるような造りになっていました。
掃き出し窓を開けることで、店舗感も増して人の出入りもスムーズに行えそう。
室内と外の段差がなくフラットな状態。掃き出し窓は単層ガラス仕様。
店舗部分はリフォームをされていて、清潔感が感じれました。ガラス戸の奥が居住部分になります。
窓側にはカウンターも設置されています。
室内には2本の柱がありました。こちらの2つは外すことはできないようなので、このままの状態になります。
電気はシーリングライト仕様。また現状では緑のマットが敷いてありますが、その下はクッションフロア仕様になっていました。

奥の8畳和室スペース。壁や畳など劣化はありますが、そのままでも十分ご使用いただけます。
和室には、床の間もありました。そのままでも良いし、自分で棚なんかを作っても良さそう。
押し入れは幅が狭めですが、布団も入れられるようです。少しカビの後も見受けられました。

和室の天井は、一部に破れやたわみが見受けられました。

5帖の洋室の様子。食事をしたりテレビを見たりできるスペースがあります。
5帖の洋室と壁を隔ててキッチンがあります。キッチンの奥は土間スペースになっている様子がわかります。
キッチンは使用感はあるものの、そのままでもご使用いただけます。現状ではガスは設置されていませんでした。
水道は単水栓でお湯は出ないようです。 1〜2人暮らしに丁度良いサイズのコンパクトキッチン。
キッチンから一段下がって土間があります。
土間にある昔ながらの流し台。
浴室の隣には、物置きのようなスペースがありました。浴室部分は土間仕様になっていますが、物置は土間の上に木材を使って物置を作ったような形跡がありました。
物置と土間の間のにある隙間。
一番奥には、汲み取り式のトイレがあります。和式にポータブルトイレが設置されているもの。
土間部分にはモルタル壁がそのままむき出しになっているところもありました。
築年数は不明ですが、所々残る木サッシなどレトロな雰囲気がありました。
今回ご紹介した物件はいかがだったでしょうか。店舗として使えそうな部分のある個性派物件で、創作活動の拠点にも住まいにもできそうな雰囲気がありました。
傷みや汚れがあったりと、手を加える必要がある部分ももちろんありますが、水まわり一式が揃っていることや通りに面した立地など、とても可能性のある物件ではないでしょうか?価格面を考えると、店舗や住居としての活用はとてもメリットがありそうです。
是非、有田町で拠点を構えたい方や創作活動をしている方などにもオススメしたい物件です。
360°ルームツアーをご覧頂けます。
●下記の国土交通省ページにて、物件付近の「防災情報」や「周辺施設情報」「取引価格情報」「人口情報」などをご確認いただくことができます。