今回は波佐見町湯無田郷にある古民家中古住宅をご紹介します。
この物件は、美しい庭や味のある家屋も魅力ですが、1番のポイントは、なんと陶芸窯+作業場付き!
陶芸教室をご検討の方や、自分の窯を持ちたい作家さんにとっては見過ごせない物件です!
「波佐見陶器まつり」会場のすぐそばにある為、焼き物に携わっている人はもちろん、ショップやレストラン等を検討している方にもオススメです。
下の画像をクリックして動画で全体像をご確認いただけます。(※再生すると音声が流れます)
周辺環境
まずは周辺環境を見ていきましょう。
場所は、波佐見町湯無田郷。近くには川も流れていて、周りは緑溢れる風景です。
川にかかっている橋もレトロ感あっていい感じ。
左側は嬉野市・武雄市方面、右側は川棚町・有田町方面になります。
裏手には山がありますが、少し離れている印象。建物はしっかりと塀に囲まれています。
物件入り口の様子。後ほどご紹介しますが、今回ご紹介する物件の敷地は塀までとなっています。現状で見えているこちらの入り口は第三者の所有地になります。
上空からの様子
ピンクの部分が今回の対象物件。黄色の部分が第三者の所有地になっていますが、現在他社様で購入者を募集されている土地になります。
今回、黄色の部分も一緒に購入することで、駐車場やイベントスペースとしてご活用いただくことも可能です。
詳しくは一番下をご確認ください。
外観の様子
敷地入り口部分。南向きの植栽は鬱蒼としていますが、夏の間は日除けにもなります。また玄関前スペースには車2台分を停められるスペースがありました。
玄関前の様子。植栽や鉢物のグリーンがお出迎え。
鮮やかな緑が雰囲気の良さを引き立てます。
趣ある透かし壁の様子。いい具合に風化して周りのグリーンとマッチしてます。
まるで童話に出てくるようなノスタルジーを感じる家屋。お庭の手作り風車が良いアクセントになっています。
存在感ある木の建具がお庭にぴったりマッチします。今の季節、縁側でスイカを食べている風景が浮かぶようです。
屋根はセメント瓦ぶき。
雰囲気あるお庭
絵になるお庭。ちびトトロが隠れていそう。ドングリ落ちてないかなw
お庭から道路を見たところ。建物より一段低いところを車が走行しています。
北側の風景を目線を下げて見たところ。道路部分が隠れているので、まるで絵本の一ページに出てくるような風景に仕上がってます。
素敵に紅葉したモミジも魅力的です。
北側通路から歩道へつながる階段の様子。幅は人ひとりが通れるくらいでした。お車を所有されていない方はこちらから出入りできますので、車の乗り入れ口などを新たに設置いただく必要はなさそうです。
庭の奥へ入ると…
居間と道路に面した庭。
細い通路の奥へ奥へと行くと、
お庭とは少し雰囲気が違う空間に出ました。現状では、空いているスペースを利用して物が置かれています。
奥にはブルーシートに包まれた窯がありました。メインの窯ではなく、試し焼きをする為に使われていたサブ的な窯だそう。ガスに繋げば使用できるとの事でした。
メインの窯へ
そして、ジャーン!メインの窯です。思いのほか大きい!(サイズは0.7立米)
裏に回るとガス管に繋がった配管やメーターなどがありました。まだまだ現役で動きます!
自分で窯を設置するとなると、相当のコストがかかりますが、本格的な窯が最初からついてくるというのも嬉しいポイントの一つです。
窯の中はひび割れもありますが、比較的キレイな状態に保たれていました。
広々6DKの間取り
和室がメインですが、倉庫や作業場、屋根裏部屋もあります。
※コチラの物件はまだ居住中の為、中にある家具など全てオーナー様の所有になります。
趣きある玄関スペース
低めの上がりカマチが土間の雰囲気を引き立てます。
10畳の広い居間
玄関入ってすぐにある広い居間。昔ながらの渋墨塗りの黒い柱が粋ですね。
縁側へ抜けていて風情あり。フスマを外すと座敷まで繋がる広い空間に。
天井はすっきりシンプルな板張り仕様。天井の高さも有り、開放感がありました。
畳部分にはほとんど敷物が敷いてありましたが、一部むき出しの部分には劣化が見受けられました。
縁側から居間を見た様子。
写真中央の茶色のドアから、座敷スペースへ繋がります。
絵になる座敷
座敷廊下からの様子。お庭を取り囲むように廊下が続いています。カーテンを開けると燦々とした木漏れ日が降り注ぎ、心が洗われるよう。
座敷からみる風景は、まるで絵ハガキのようです。
木製建具は劣化が見受けられますが、風情もあってそのまま活かしていただきたいものの一つです。
タンスの奥には10畳の居間に続く襖があり、タンスを撤去すると広い空間として利用できます。
座敷、廊下共に全て畳敷き。2間続きの6畳、8畳の和室に敷物が敷いてあり、丁寧に使われている様子が窺えました。
風情ある床の間スペース。
まるで旅館にあるような美しい欄間たち。もはや芸術品ですね。
木の温もりが感じられる縁側スペース。
勝手口から出入りできる6畳の和室
こちらの和室は以前、琴の教室として使用されていたそう。
玄関を通らずにコチラの勝手口から出入りでき、洗面所・トイレも別に設置されているので、習い事教室として使うには最適!
洗面台に設置された藍色の焼き物の器がかわいらしい。
杉板張りの天井板。少し汚れがあります。
コンパクトなキッチン
キッチンは使用感はありますが、そのままでも十分に使用できそう。
換気扇も丁寧に使用されている様子がわかります。
独立した6畳の和室
天井には梁があり、斜めの造りのようです。寝室や子供部屋として使っても良さそう。
趣ある屋根裏部屋
屋根裏部屋に続く階段は、狭く急な造りなので上り下りには注意したいところ。
屋根裏部屋から望める風景。目の前に広がるグリーンは心地よく感じられます。
まとまった浴室、洗面、トイレスペース
シャワー水栓はサーモスタット付き。バス水栓は混合栓タイプ。バスタブや、窓、サッシには汚れや水垢がありますが、掃除をすればキレイになりそうです。
浴室奥のスペース。湿気がこもりやすいのかカビがありました。
倉庫へ
奥の倉庫へと続く通路。
倉庫は棚があって通路が狭めになっています。
現状では洗濯機が土間に設置されていました。
見上げてみると、立派な梁が出迎えてくれました。こちらの倉庫部分も古民家の味わいが生きていました。
作業場へ
こちらでは以前、作陶教室を行われていました。その時のままの状態で残されていますが、今回は、オーナー様のご好意でこちらにあるもの全てをそのままお譲りいただけることになりました。すぐにでも教室を始められるし、ご自身のアトリエとしてもお使いいただけそうです。
作業場いっぱいに並べられた作品や教室の道具たち。
作業台もそのままなのですぐに使えます。
水まわりの様子。
土もそのままご使用いただけます。
ろくろは3台あります。丁寧に使用されていたようで、すぐにでも使えそう。
木造の天井と黒の鉄骨がカッコイイ。
空き地スペースの紹介
最後に、空き地側から見た建物の様子をご紹介します。
冒頭で伝えましたが、建物まわりにある空き地スペースは、第三者所有地となっています。
周りの土地と一緒に購入することで、駐車場やイベントスペースとしてご活用いただけます。
さて、今回の物件はいかがだったでしょうか?
波佐見町湯無田郷にある、焼き物の町らしい「窯と緑のある古民家」。
まるで“ジブリの森”のような緑あふれる土地でありながら、利便性も兼ね備えた素晴らしい物件です。
窯や作業場付きの家をお探しの方、古民家好きな方等、気になる方はぜひお問い合わせください。
360°ルームツアーをご覧頂けます。
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【内観】