波佐見町湯無田郷の旧通り沿いにある中古住宅をご紹介します。
かつて波佐見町のメイン通りとして、色んなお店が立ち並んでいた湯無田地区。旧通りとなった今でも、焼き物のショップやレストラン、カフェなど新しいお店もでき、また賑わいを取り戻しています。
ご紹介するこちらの住宅は、両隣の家に挟まれた細長の造りになっています。経年劣化により傷みがありますが、奥行きのある佇まいを活かしたリノベーションなんかも愉しめそう。使い方によっては店舗としての活用も出来そうです。
写真をクリックし動画で全体像をご確認いただけます。(※再生すると音声が流れます)
通りに面した住まい。
旧通りということもあって前面道は、比較的交通量が少ない印象です。
両隣の家に挟まれていて、密接して建つ様子がわかります。
駐車場の広さは普通車1台分ほど。道を挟んだ向かい側には、月極駐車場がありました。
ブロック塀で右側からの車が見えにくい状態でした。ミラーなどもないので、出庫の際は気をつけたいところ。
隣地との境の様子。両サイドとも隣の敷地に軒が越境しています。購入後は、越境している軒を撤去いただく必要もありそうです。
上を見上げると隣家と接近している様子がわかります。
北側は台所にある裏口とつながっています。途中からは倉庫になっていて通り抜けはできません。
1mほど下には溝がありました。北側の隣地は駐車場になっているので圧迫感などはありません。壁は南側の玄関周りはモルタル壁、その他はトタン壁仕様になっています。
西側にある道路の様子。
長方形のコンパクトな佇まい。
続いて室内の様子を見ていきましょう。
玄関を開けると約9mまっすぐに伸びる廊下が目に入ります。細長い形状の住まいは奥行きがある分、空間全体が広く見えるというメリットも。また、アイデア次第では個性的な間取りにすることもできるのでリノベーションにもおすすめです。
現状では、経年劣化によるキズや傷み、汚れなどもありますが手を入れながら住まうのに良さそうです。
玄関の外側と内側から見た様子。店舗として活用する場合、南向きの縁側部分を活かせそうな予感。
玄関から見た室内の様子。和室スペースと奥のキッチンまで一直線に続く廊下が特徴的。
廊下には全て窓がありました。ただ隣家と近いので、光の取り込みはなさそう。
縁側部分は新たにフローリングを張り替えられているようでした。掃き出し窓よりもフローリングの方が高くなっています。
壁や床も汚れの跡のようなものがありました。
6畳2間の和室の様子。畳や壁、襖など全体的に汚れや傷が見受けられます。
南側の6畳は床の間や仏間などもありました。
収納にも使える造り付けの棚。床の間部分はこげ茶色の砂壁仕様でした。木の建具と型板ガラスがレトロで味わいがあります。
北側の6畳は居間として使用されていたよう。
光が届きにくく、南側に比べ若干薄暗い印象がありました。
押入れの他に、階段下の収納も利用できそう。
障子の桟などには、通常の掃除で十分除去できる程度の汚れが所々見受けられました。
畳も汚れの跡や色が変わっているところもあります。
経年劣化により至る所に汚れや傷みがありました。
コンロ台とシンクは、お取り換えをオススメします。
キッチンは一部がタイル貼りになっています。
床下は比較的乾燥しているようでした。
廊下に設置されたレトロでコンパクトな洗面台。単水栓なので、水のみになります。トイレは簡易水栓仕様。
浴室も浴槽や洗い場共に汚れが目立っています。
シャワーや手すりなどは設置されていました。
2階へ続く階段の様子。登り切ると短い廊下があり、そこから2部屋に分かれます。
階段の壁には縦にヒビ割れがありました。砂壁の面積からいくと、恐らく傾きなどではなく乾燥による割れかと思われます。
2階南側の8畳。開口部分も広く明るい印象がありました。
収納は押入れが一つ。隣家側の窓も1階に比べると明かりが入り込みやすくなっています。
窓を開けると隣家がすぐ近くに感じられました。また、こちら側に柵などないため落下などには注意が必要です。
窓を開けると、山の緑や青空も気持ちよく見えました。ベランダ越しに見える屋根は鋼板葺き仕様。
洗濯物はこちらのバルコニーに干すことができます。
北側の6畳の和室の様子。南側ほどではないものの窓越しに遮るものはなく明かりは十分入り込んでいます。
収納と小さな縁側スペースもありました。
畳には汚れなども見受けられます。
窓を開けると斜め向かいに隣家の窓が近く感じられました。
南側はぬけ感もあって眺めも良好。撮影した日は青空と山の緑が美しく見晴らせました。
北側の屋根はセメント瓦仕様。セメント瓦は塗装などのメンテナンスが必要になります。
今回ご紹介した物件は、いかがだったでしょうか。
両隣に挟まれた細長い住まいは、使い方によっては店舗としても活用出来そうな雰囲気がありました。
一点気になるのは、両サイドの軒が隣地に越境していること。購入をされる場合は軒の撤去工事が必要になりそうです。
建物自体は、経年劣化による傷み部分に手を加えながら、奥行きのある形状を活かした間取りなど考えることができそうです。
ご興味のある方は一度、足を運んでみてください。
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●下記の国土交通省ページにて、物件付近の「防災情報」や「周辺施設情報」「取引価格情報」「人口情報」などをご確認いただくことができます。