長崎県東彼杵町瀬戸郷にある2棟のレトロな古民家のある物件をご紹介いたします。
今回の物件は長崎街道沿いにあって、雰囲気の良さも感じられます。
また、小高い場所に位置し、遠くに大村湾を見晴らせたり、抜けるような青空が愉しめるのも魅力的。
敷地は広々としていて、庭にある大きな木や湧き水などは神秘的な雰囲気がありました。
経年劣化による傷みが多い物件ですが、趣きあるレトロな印象を残しながらDIYやリノベーションなどにもオススメの物件です。
目次
- 外観
- 平屋建て
- 2階建て
ルームツアー
下の画像をクリックして動画で全体像をご確認いただけます。(※再生すると音声が流れます)
前面道路
物件まではこちらの道を登ってきます。遠くには大村湾を見晴らすこともできました。
前面道路の様子。こちらの道が長崎街道になります。
風情が感じられる近隣風景。苔むす石垣や側溝はノスタルジックな雰囲気が漂います。
敷地は小高い丘の上に位置しているので、見晴らしも良好。
上空からの様子
ピンクの部分が物件エリア。約370坪(1216.65㎡)ほどの土地に、2階建てと平屋建てが1棟ずつあって、中心には車庫もありました。また、写真上部の三角形の部分は畑として利用することもできるので、家庭菜園を楽しむこともできます。
上水道の配置図
駐車場
駐車スペースも広く、7〜8台ほど停めることができそうです。
屋根付きの車庫には、1台停められるようになっています。
車庫裏は物置になっています。雰囲気のある大きな岩もありました。
こちらは井戸のよう。利用できるかどうかは不明です。
東側の広い庭
広めの庭は開放的でとても気持ち良い!
広さや立地を活かして、色んな活用ができそうです。
こちらからは、湧き水が流れ出ていました。
抜けるような青空が魅力的。
敷地内に点在する大きな木々は、神秘的な雰囲気がありました。また、敷地内にある竹林では、春にはおいしい筍も取れるそうです。
外観(平屋建て)
こちらのコンパクトな平家建ては、現在居住中です。壁は板張り、窓サッシも木で昭和の面影がありました。
レトロな雰囲気のこちらの建物。板張りの壁も風化が進んでいるよう。
西側(平屋建て)
西側は人ひとりが通られるほどの広さになっています。
味わいのある板張りの壁。柵は手作りで、木のツタが絡まっていました。
南側(平屋建て)
こちらは浴室の裏部分。現在も薪を使用されているので、壁は炭で黒くなっているようです。
こちらは台所へ続く勝手口。南側のギリギリのところに土羽(どは)がある状態でした。
トタン壁は全体的に劣化して、サビています。
東側(平屋建て)
東側には汲み取り口もありました。
こちらの地区で整備されている、湧き水を利用した水道管の様子。
材木や焼却炉もそのまま残されます。
玄関
可愛らしい雰囲気の手作り玄関。
玄関を開けると、懐かしいレトロな空間になっています。
床・壁・天井と全体的に傷みがある様子。
和室10畳
畳敷きの居間部分。10畳ほどの広さがあります。
壁、床、天井は全体的に汚れや傷みなど多数ありました。
台所
使い込まれた台所。南側に面していますが、両隣に部屋があるので暗い様子。
こちらも全体的に汚れや傷みがありました。
浴室
台所のすぐ横が浴室になります。
現在も現役の五右衛門風呂。懐かしさを感じる方もいらっしゃるのでは…。
浴室内には洗濯機が設置されていました。木サッシで隙間もあるので冬場は寒さも感じられそう。
シャワーなどもなく、単水栓仕様になっていました。
和室6畳
こちらの6畳の和室には雨漏りの跡があり、現在は応急処置が行われています。購入後は雨漏り修理工事が必要になりそうです。
天井も雨漏りにより全体的にかなり傷んでいる様子。現状のままの引き渡しになります。
和室3畳
こちらは3畳のスペース。和室6畳と4畳に挟まれているので暗くなっていました。畳もブカブカとたわみがあります。
和室4畳
4畳の和室。こちらも全体的に傷みがありました。
トイレ
外にある厠 スタイルのトイレ。小便器とくり抜いただけのボットン便所仕様になっています。
外観(2階建て)
こちらはもう一つの建物になります。平屋建てよりも築年数が経過しているようで、現在はほとんど物置きとして利用されているよう。
特にこちらの東側は、ずっと使われていないようで劣化しているようです。
北側(2階建て)
大きめの木造作りの建物で、存在感がありました。
木立の雰囲気も魅力的。全体的に劣化していますが、緑の風景に馴染んでいます。
駐車場(2階建て)
こちらにも屋根付きの駐車スペースがありました。
玄関(1F)
こちらは玄関内の様子。天井はかわいらしく造られています。
廊下(1F)
中廊下は薄暗い印象でした。
洋室6帖と3帖(1F)
6畳には窓があって明かりが入りますが、3帖側は窓がなくライトをつけない状態では真っ暗になっていました。
倉庫(1F)
こちらの倉庫にも物がたくさんあり、そのままの状態になっています。
和室4.5畳(1F)
こちらの部屋は比較的日が入り明るい様子。
台所土間(1F)
裏口から台所土間にすぐ行けるようになっていました。
階段(1・2F)
昔造りの急な階段。壁紙が剥がれており砂壁が剥き出しになっています。
和室6畳(2F)
2階の6畳の部屋は、比較的すっきりと保たれている印象。
レトロな雰囲気の障子部分。
畳も傷んでおり、木のサッシも当時のままになっています。
和室3畳(2F)
こちらも古さがあって、全体的に傷みがありました。
和室4.5畳(2F)
4.5畳のスペースは全体的に経年劣化による傷みが見受けられました。
建物東側部分
建物東側部分は全体的に経年劣化による傷みがあり、物も多く残されています。以前はトイレや浴室があった形跡もありますが、今では物置になっていました。
ほとんどの部屋が物置として使用されていて、劣化も進んでいます。
まとめ
今回の物件はいかがだったでしょうか。
長崎街道沿いにある、レトロ古民家物件はどこか懐かしさも感じられました。この雰囲気を活かして、DIYに励むのも良いし、敷地の広さを生かし建替えなども良さそう。立地や雰囲気はとてもよく、手付かずの自然を愉しむこともできます。東彼杵町で古民家物件をお探しの方はぜひご検討ください。
360度ルームツアー
【敷地】
【平屋建て・2階建て】