長崎県川棚町白石郷にある中古住宅をご紹介します。
こちらの物件の魅力は、なんといっても“大村湾を一望”できること!
高台ならではの眺望で、眼下に海が広がります。ご自宅としてはもちろん、隠れ家的なレストランや1棟貸の宿などにも良さそうな雰囲気がありました。
建物内部は傷みや劣化があり、一部雨漏り跡も確認されています。購入後はリフォームや再建築などをご検討いただく必要がありそうです。
海を望む高台の物件をお探しの方にオススメします。

目次
- 外観
- 内観
ルームツアー
下の画像をクリックして動画で全体像をご確認いただけます。(※再生すると音声が流れます)
高画質でのご視聴は“こちら”からご覧ください。
前面道路の様子

こちらは川棚町の三越(みつごえ)入り口交差点から200mほど大村方面へ下ったところの様子。写真の矢印の箇所から横道に入ります。
こちらの細道を進んでいきます。道幅は約2.2mと狭めの印象です。
30mほど進んだところを左折します。ここからは傾斜が急になるので、慣れるまでは少し注意が必要になりそう。

上り口は約4.3mほどありました。こちらから物件までの道は私道になっていて、数名で所有する共有名義になっています。また道路の種類は、【第43条但し書き道路】となっているため、建物の新築・増改築・建て替えの際などは県の建築審査会で許可が必要になります。許可が降りれば建て替えを行なっていただくことも可能とのことです。
車が通れる道幅は約2.6mほど。端の方は階段状になっていました。
坂道を登り終えると、近隣の住宅が何軒か見えてきます。道路の舗装はでこぼこの状態です。

道路を登り切ったところの様子。遠くの景色が見晴らせました。
物件までの直線道路は、約2.3mと狭めの印象。道路横には隣には畑があって、近隣の方が畑仕事をされていました。

そしてこちらが今回ご紹介する建物になります。築47年経過した建物で、どこか懐かしい雰囲気がありました。
上空からの様子
豊かな自然と穏やかな大村湾を有する川棚町。特に高台からの大村湾の眺めは素晴らしく、海の見えるロケーションをお探しの方に人気のエリアです。ご紹介する物件も眼下に大村湾が見晴らせる立地になっています。

周辺の土地は、海に向かってなだらかな傾斜がついています。

建物の周りにはそれぞれ木々が大きく育っているため、海風などから建物を守ってくれそう。

敷地は少し歪な形をしていますが、約88坪と程よい広さがありました。駐車場もお庭も付いているので、ゆとりをもってお使いいただけそう。
建物の後ろに見える青空と穏やかな海。
屋根
屋根はセメント瓦仕様。当時のままのため、今後はメンテナンスが必要になりそう。
全体的に経年劣化の様子が見られます。
上水道配管図

上水道配管は、前面道路を通って建物まで引かれています。下水道は未整備地区です。
駐車場と物置

駐車場は一つの敷地に見えますが、実際には点線より左側部分は隣地になります。右側が敷地内になりますので、2台分ほど停めることができそうです。
駐車場の奥の物置は撤去される予定とのこと。駐車場全体は砂利敷きになっています。
駐車場内には排水マスのようなものが設置されていました。
敷地内にある物置は、引き渡しまでの間に解体されるとのことです。
建物外観

建物外観の様子。外壁など多少劣化が見られます。南側の擁壁は2.1mほどの高さでした。

南側から見ると隠れ家的な雰囲気。

間知ブロックの高さは2.1mほどで、その上に80cmの塀が積まれています。
北側の様子
奥には大きな木がありますが、その落ち葉が雨樋に溜まることもあるようです。北側には石油給湯器やトイレの汲み取り口などがありました。設備関係の動作確認は不明です。
入り口付近には水道メーターが設置されています。敷地内にはぐるりと防草シートが張られていました。

キッチンの勝手口の様子。軒天は所々、劣化による剥がれなどが見られました。
東側の様子
東側は小道がありますが、こちらは里道になります。

隣地と高低差があるので、通る時には気をつけたいところ。
外壁は劣化が進んでいるところもあって、剥がれている箇所もあります。

東側からはこの景色!この日は天気も良く、大村湾も濃いブルーでとてもきれいでした。
里道からお庭に行けるようになっています。
階段にはパイプのようなものがありました。
玄関付近
玄関前は坂道になっている様子がわかります。

3段ほど階段を上がったところに玄関があります。玄関の照明は取り外されていました。
きれいに剪定された玄関脇の植栽。
こちら側にも防草シートが設置されていました。
庭

こちらの物件オススメのお庭。海に突き出すような形の作りになっています。庭石などあって日本庭園風の印象がありました。

季節や天候によって毎日表情を変える海を眺めるのも良さそう。
植栽越しにパチリ。

お庭には大きめの庭石が沢山ある状態。そのままの雰囲気を保つのも良いし、フラットにすることで違う楽しみ方ができるかもしれません。
庭に面して窓が設置されている様子がわかります。また、洗濯物を干すことができそうな下屋も設置されていました。

雨戸も取り付けられているので、台風の時も安心です。
間取り
続いて室内を見ていきましょう。6DKと部屋数も多いので色んな用途でお使いいただけそう。室内は傷みも多いので、補修する場所を確認しながらご覧ください。

間取りは6DKタイプ。
玄関ホール、廊下 → 和室4.5帖 → 和室6畳① → 和室6畳② → 縁側 → 洋室8.5帖 → ダイニングキッチン → 脱衣室 → 浴室 → 洗面台 → トイレ → 階段 → 和室6畳(2階) → 洋室6帖(2階)の順にご紹介いたします。
玄関ホール、廊下
玄関を開けると、和の雰囲気が広がります。廊下があって各部屋へとつながっていました。

造りつけの靴箱はレトロタイプ。
天井には染みのようなものが多くありました。格子状にならんだタイルがかわいらしい。

床板部分にも所々傷などがある状態です。
こちらの廊下から各部屋へと行き来できるようになっています。
和室4.5帖

北西向きの部屋で室内は若干暗く感じられました。全体的に傷みやキズなども多い状態です。
砂壁や畳の傷みも見られます。
和室6畳①

6畳2間の和室。欄間や床間、書院などもあり伝統的な日本家屋の造りになっています。

重厚感ある床間部分。飾り棚や書院など趣きが感じられます。床板は傷みがある状態でした。
和室6畳②
奥の6畳の様子。こちらは若干薄暗く感じられます。
収納や棚などもあって、使い勝手が良さそう。

畳はスレなどが見られました。
縁側
広めの縁側スペース。板張りの上にカーペットが敷いてあります。

大きめの窓が設置されていて、庭や大村湾が見晴らせるようになっていました。日向ぼっこも気持ちよさそう。

縁側からはこの景色!

窓はアルミサッシ仕様で単層ガラスのようです。
縁側の天井にもシミのようなものがありました。また、柱部分などもスレが見られます。
洋室8.5帖

こちらは海に面した洋室スペース。2面採光で海もバッチリ望めます。応接間として利用されてたような雰囲気もありました。
窓を開けると大村湾!毎朝カーテンを開けるのが楽しみになりそう。

天井には雨漏りの跡のようなものもありました。
床もブワブワとたわんでいる状態です。
ダイニングキッチン

北側に面したダイニングキッチンスペース。こちらは特に劣化が進んでいて、壁や床も傷みが多く見られます。

傷みが多い部分の様子。全体的に劣化が進んでいるので、補修が必要になりそうです。

キッチンは昔ながらのスタイル。
全体的に使用感がありました。
収納棚や壁、換気扇など当時のままの状態です。
脱衣室
台所にあるドアを開けると脱衣室へとつながります。

こちらは洗濯機を設置する場所になっているようです。

脱衣室の奥にもドアがあって洗面台やトイレスペースにつながります。ドアの上部には隙間がある状態でした。
浴室
浴室も懐かしのタイル張り仕様。

コンパクトなステンレスの浴槽。
シャワーや水栓部分も古めの印象です。
洗面台
写真左のドアは脱衣室へつながるドアになります。洗面台はコンパクトなタイプです。
多少の使用感がありました。

洗面台上部には明かり取りの窓も設置されています。
トイレ
トイレのドアは2つありますが、手前のドアから入ります。

トイレは汲み取り式ですが、簡易水洗仕様になっています。
可愛らしい棚もありました。ペーパーホルダーは以前ドアだったところに取り付けられています。
階段
続いて2階に進んで階段は薄暗い印象です。

登り切ったところには窓が設置されていました。
2階は和室と洋室の2間になっています。
和室6畳(2階)

こちらは和室スペースの様子。窓も2面あって明るい印象があります。砂壁にはシミの跡のようなものが広がっていました。
2階からもこの景色が広がります。
もう一つの窓からは遠くに国道の様子が見えました。
洋室6帖(2階)

6帖洋室の様子。傷みなどは多いものの、海の景色を堪能できるお部屋です。

高い位置から見る風景はまた素敵。

天井のシミは動物によるものではないかと思われます。
床もブワブワとたわんでいる状態でした。
まとめ
今回ご紹介した物件はいかがだったでしょうか。
高台の戸建て住宅で大村湾を俯瞰で眺められる魅力的な物件でした。
建物は傷みが多く、特に以前雨漏りもあったようなので、しっかり補修をする必要があるようです。また、新築をお考えの方は、建築審査会の許可を得て自分好みのお住まいを一から建てられるのも良いかもしれません。
海を眺めながらゆっくりと過ごしたい方、この見晴らしを活かして何か事業を始めたい方などにもオススメの物件でした。
ぜひ一度、現地へお越しください。
360度ルームツアー
【外観】
【内観】
●下記の国土交通省ページにて、物件付近の「防災情報」や「周辺施設情報」「取引価格情報」「人口情報」などをご確認いただくことができます。