今回ご紹介する建物は、元JA(農協)吉田支店だったところを現オーナー様が購入され、現在1階部分を事務所兼店舗として使用されています。
オーナーは、イノシシなどの害獣の罠を販売される害獣対策・狩猟用品専門ショップの「太田製作所」さん。近年の害獣被害の増加から、年々猟道具の需要も増えてきているとの事で、様々な獣や立地に合うよう多種多様な獣罠を取り揃えていらっしゃいます。山間部地域の害獣被害改善の切り札として、現在業界から注目されている企業様です。
太田製作所さんの詳しい情報はこちら→https://www.inoshikajp.com/
下の画像をクリックして動画で全体像をご確認いただけます。(※再生すると音声が流れます)
北側からの様子。縦長の窓ガラスから左部分2階が賃貸スペースになります。右は以前スーパーとして利用されていたようですが、現在はオーナーが倉庫として使用されています。
前面道路は広めですが、交通量は少ない印象。
東向きに建てられたこちらの物件。朝から沢山の光が差し込んでいました。
駐車場は4〜5台停めることができますが、それ以上の場合も相談に応じていただけるとの事です。
事務所前の空きスペースもご利用いただけるとのこと。写真右側の広いスペースは他者の私有地になります。
南側に外階段が設置されているので、賃貸スペースの出入りはこちらをご使用いただきます。
抜ける青空が気持ち良い。
鉄製の外階段は写真では錆や劣化がありますが、現在は塗装が施されています。
階段や外壁の劣化も見受けられました。また、外階段には屋根などは設置されていない状況。
昭和なオフィス空間がカッコイイ。
続いて室内をご紹介します。入って先ず感じたことは「カッコイイ!」です。もちろん個人差はありますが、経年劣化したコンクリート壁や階段の手すり、階段ホール部分の照明のデザインなど、THE昭和のオフィス的な雰囲気がそう思わせたんだと思います。傷みや劣化ももちろんありますが、オフィスとして使用するには十分なスペック。うまく活用することで、面白い空間を作れそう!一社まるまるお引っ越しにも良いし、コワーキングスペースとして異なる職業や仕事を持った人たちが同じ場に集まる場所としての活用などにもお勧めです。
室内階段は、1階のオーナー様のワークスペースに繋がります。1階には扉が設置してあるので、そちらを閉めて分けることになりそうです。
レトロオフィスな空間が印象的な室内階段。手すりのデザインやタイルの色合い、六角形にデザインされた明かりとりの開口部がインパクト大。
吹き抜けで開放感がある階段。実際にこちらの階段からの出入りはありませんが、レトロな雰囲気をお楽しみいただけそうです。
階段下のスペースは現在オーナー様の私物があります。こちらの使い方は相談になります。
丸いペンダントライトが優しく照らす2階のホール。思い切って広めのテーブルを置いて会議の場として使用したり、シンプルなソファーや椅子を置いて談話スペースやロビーとして活用するのも良さそう。奥の窓は屋上に繋がっていて自由に出入りできるので、天気が良い日は外に出て風に当たったり、バーベキューなんかもできるかも!
ノスタルジックな雰囲気がカッコイイレトロホールです。
こちらの窓からの出入りになります。屋上に出るには乗り越えていくようになります。
北側に面しているので、日当たりはあまり期待できませんが、開放感がありました。
途中に仕切りがあります。
現状では柵などないので、屋上を使用される場合はご自身の判断にお任せします。
約20mの廊下を挟んで、左右に各部屋があります。どこか懐かしさが感じられるレトロ空間。
【旧和室】
2階ホールのすぐそばにある旧和室スペース。すでに畳は撤去されていて、和室の雰囲気だけが残されています。改めて畳敷きにして小さなヨガ教室をしても良いし、休憩室なんかにもご利用いただけそうです。
室内はしっかり和テイスト。
8畳のスペースと小さな収納棚もありました。右の写真では、畳の跡が残る様子がわかります。
小さく並ぶ収納スペース。DIYで塗装して、飾り棚や絵画など取り付けても良さそう。
天井には雨漏りの跡がありますが、現状では雨漏りしている箇所はないとのことでした。
【会議室】
こちらはメインのワーキングスペース。約66㎡と広めなので、大人数でも対応できるオフィス空間です。シンプルな空間だから自由に愉しめそう。
一部屋まるごと活かしたり、パーテーションで区切ってシェアすることもできます。
室内全体にある劣化の跡。壁紙のシミや床の黒ずみ、スイッチ周りの汚れなどが多く見られます。
室内には業務用のエアコンが2台設置されています。比較的新しくそのままご使用いただけます。照明からの明かりもレトロさが感じられました。
こちらの窓からはベランダへの出入りができます。
ベランダからの風景。目の前に建物はありますが、遠くの山も見晴らせました。田舎町ならではのゆったりのんびりした景色が楽しめます。
外に出てゆっくり一休みもできそう。一部に劣化などもありました。
【倉庫】
会会議室の奥には倉庫としてご使用いただけそうな倉庫がありました。会議室内に収納がない分、こちらの倉庫が役に立ちそうです。
倉庫の入り口の様子。中の広さは8.7㎡ほど。
中はコンクリートの無機質な空間が広がります。
壁際にはシミの跡や床には、鳥のフンなどがありました。
【更衣室】
JA時代には更衣室として利用されていたようです。一つの部屋に2つの入り口がありました。約8畳ほどの広さもあるので、別用途としてもご利用いただけそう。
入り口が2つあるだけで、シンプルな造り。
天井は張りっぱなしのボード仕様になっていました。
【書庫】
細長い造りの書庫。書類を整理する部屋としてご使用いただくか、更衣室との壁をとって一つの空間にすることも考えられそうです。
作り付けの本棚が収まっています。
【機械ボイラー室】
以前は大きな機械などが入っていたと思われる、機械ボイラー室。現在は配管などがあるだけでコンクリート打ちっぱなしの空間が広がります。
床はフラットではなく、四角に盛り上がる箇所があります。
無骨でかっこいい雰囲気。
隣の部屋も同じく配管などがありました。
壁には所々シミが確認できました。
【トイレ・流し台】外階段から入るとすぐにトイレと流し台があります。単独浄化槽が設置してありますが、トイレ自体は古めですので、ご利用の仕方によってはリフォームなどオススメいたします。
ドアの下部分は劣化していて、隙間がありました。
トイレの様子。男性用の小便器が3つと和式トイレが2つ。男女兼用なのでできれば分けたいところです。全体的に使用感があり、匂いなどもありました。
流し台も使用感がありました。ガス管も設置されているので、ガス台も設置いただけます。
今回ご紹介した物件はいかがだっいたでしょうか。賃貸オフィスとして色んな可能性を秘めたポテンシャルの高いこちらの物件。整えられたものや用意されたものにはない、「自由」や「余白」を愉しめそうです。働き方や働く場所を自由に選べる今、自分で選び、挑戦する楽しさが手に入る魅力的な物件です。ぜひ一度見にきてみませんか。
360°ルームツアーをご覧頂けます。
●下記の国土交通省ページにて、物件付近の「防災情報」や「周辺施設情報」「取引価格情報」「人口情報」などをご確認いただくことができます。