佐賀県伊万里市立花町にある築21年の中古住宅をご紹介します。
国道202号線の南側に位置する、立花町。閑静な住宅街が広がり、小学校や保育園、スーパーなども近く利便性の良い立地です。
今回ご紹介する物件は、住宅街の中でもパッと目を惹く赤瓦が印象的な佇まい。趣きある外観同様、室内も古材のパーツが使用され、大きな梁や柱がとても魅力的でした。
所々に経年劣化による傷みはありますが、とても丁寧に使用されているのでそのまますぐにお住まいいただけます。
風情ある佇まいで、上質な室内空間を愉しめる物件をお探しの方にオススメしたい物件です。

目次
- 外観
- 内観
ルームツアー
下の画像をクリックして動画で全体像をご確認いただけます。(※再生すると音声が流れます)
高画質でのご視聴は“こちら”からご覧ください。
周辺の様子
伊万里市立花町は閑静な住宅街が立ち並ぶエリアで、周辺には保育園や小学校、市役所やスーパーなどがあります。また物件から1.2kmほどのところには、伊万里温泉白磁の湯という温泉施設もありました。

物件周辺は住宅街になっていて、生活施設も整っている印象。小さな公園も点在しているので、お散歩にも良さそうです。
物件前の道路は、なだらかな坂になっています。

通り沿いにあるこちらの建物になります。住宅街の端の方にあるので圧迫感などはなく、広めの印象です。
上空からの様子
住宅街の中にありながら、物件前は堤があって開放的な雰囲気があるこちらの物件。利便性の良さと開放感を兼ね備えた立地の良さが魅力の一つです。

こちらに堤があることで視界が開けています。

宅地部分の面積は363.15㎡(109.85坪)で、北西側に広がる雑種地は、227㎡(68.67坪)ほどです。雑種地は斜面地になっていますが、宅地部分だけでも十分な広さがありました。

住宅街の中でも存在感のある佇まい。赤瓦の屋根がポイントです。
屋根
鮮やかな赤色の陶器瓦。日差しを浴びて発色していました。
剥がれたり割れたりしている様子もなく、きれいな状態で保たれています。陶器瓦仕様なので、今後も塗装などのメンテナンスは不要です。
上下水道の配置図
上下水道の配管図の様子。上水道、下水道共に前面道路から配管されています。
建物外観

二重庇で重厚感ある佇まい。塀と垣根が設置されていますが、今の時期は垣根の葉が落ちてしまっているよう。
駐車場周辺

駐車スペースの入り口は約4.1mほど。左側の塀を少しカットすることで間口をもう少し広くすることもできそうです。
塀と擁壁が両サイドにあって出入りの際は若干見えづらさがあるようです。駐車場は玄関前まで利用すると3〜4台ほど停めることができそう。

塀にも赤色の瓦が乗せられていて、建物との一体感がありました。
南側
南側は縁側や玄関があります。住まいの顔のような場所で、とても良い雰囲気。

オススメの濡れ縁は、侘び寂びの世界。ポカポカとした陽射しが差し込む中で、ゆっくり日向ぼっこも良さそう。

和室のサッシは木仕様でこだわりが感じられます。濡れ縁も所々剥がれなどもありますが、塗装など行うと良さそうです。広めの軒も立派な造り。

濡れ縁から玄関まで趣きが感じられます。

縁側に腰掛けて景色を眺めてみました。遠くの山も見晴らせてとても気持ち良い!

玄関周辺の様子。玄関も木仕様で建物の雰囲気によく合います。玄関前には風情ある石畳が並んでいました。

大きな軒や梁も魅力的。
玄関周辺のレトロな照明。静かに温かく照らしてくれそう。玄関脇の臼はそのまま残されます。メダカを飼ったりしても良さそうですね。
西側

西側から見た建物の様子。薄いピンク色の外壁に付け柱が施されていました。
こちらのドアは廊下へ続きます。
キッチンにある出窓の様子。こちらには、外水栓も設置されていました。
外壁の下部分には、汚れのような跡が見られます。
庭

西側には広々としたお庭がありました。所々段差などありますが、十分な広さもあってBBQなどにもオススメです。
大きな石などもそのまま残されます。
空も抜けて気持ち良い!北側は木々が生い茂っている状態でした。
雑種地

こちらの小さな石段あたりから雑種地部分になります。
現状は竹藪になっていました。境界測量も行われていて境界杭も設置されているので安心です。

見上げるとなんだか幻想的な雰囲気。
北側

北側の様子。こちらはキッチンスペースになっていて、掃き出し窓からは、外に出られるようになっています。
掃き出し窓にある石段の様子。外壁は若干黒ずみがある状態です。
給湯器は2024年に設置されたばかり。写真右の腰高窓は浴室部分の窓になります。
建物裏側の木々の様子。

こちらには小さな花壇スペースがあります。
隣地の擁壁は約3mほどの高さがあるようです。
倉庫

こちらには倉庫が設置されていました。
外壁は木使用になっています。小さな側溝も設置されていました。
倉庫は4帖ほどで奥行きのある造りになっています。高さもあるので背の高いものでも収納することができそうです。
梁や柱など当時塗装されていたような跡がありました。
東側
東側は通路と側溝がありました。こちらの隣地の擁壁の高さは約2.2mほどあります。
窓には格子が設置され、プライバシーも保たれていました。軒もきれいな状態です。

外壁は綺麗な状態です。
中庭のような風情ある空間。木漏れ日がきらめいていました。

シンボルツリーがお出迎え。

小さな縁側に腰掛けてほっこり過ごすのも良さそう。

東側にも外水栓が設置されていました。
間取り

間取りは3LDKタイプ。
玄関土間 → 和室8畳 → 洋室4帖 → 廊下① → リビングダイニング → キッチン → 小屋裏 → 洗面脱衣室 → 浴室 → トイレ、収納 → 洋室8帖 → 廊下② の順にご紹介いたします。
玄関土間
木格子の玄関戸。ガラスに山並みが反射していました。

玄関土間の様子。奥に見える緑もとても美しい。

まるで旅館のような佇まい。洗練された和の空間が広がります。
開放感があって奥行きも感じられます。木の建具で締め切ることもできました。
玄関右は和室へとつながります。客間としても利用できそうな雰囲気がありました。
上がりかまちは木の板仕様になっています。土間部分も踏み石が並べられていて、風情たっぷり。

造作の靴棚スペース。長さもあって飾り棚としても利用できそう。
こちらには小物を置くこともできそうです。
靴箱は内部も板張りになっていて、こだわりが感じられます。
和室8畳

シンプルで落ち着きのある8畳の和室スペース。大きな梁などもあってワンランク上の上質な空間になっていました。

和室から見た玄関土間の様子。
障子も設置されているので、閉め切ることもできます。障子は一部シミになっている箇所がありました。

縁側の様子。

外へ出てみると遠くの山もしっかり見晴らせ、住宅街の一角とは思えない景色が広がります。
木枠の窓で落ち着きがあります。
床の間部分もすっきりシンプル。畳もきれいな状態で保たれていました。
天井には重厚感ある大きな梁。見た目も美しく魅力的です。
洋室4帖

4帖の洋室入り口の様子。こちらはガラス面が白色になっていて、室内は見えないようになっています。また30cm角ほどの立派な柱もありました。
室内は細長い造り。書斎などに利用するのも良さそうです。
壁面にも装飾があって素敵。

窓から見る緑や青空もきれいです。
照明も趣きがあります。こちらにはエアコンと全熱交換形の換気機器が設置されていました。床板には一部日焼けの跡があります。
廊下①
廊下にあるドアからは西側の庭に出られるようになっていました。

奥まで続く長い廊下。重厚感ある桁は大きく立派なものが使用されています。
廊下には小屋裏へ繋がる梯子もありました。
リビングダイニング

リビングダイニングへ続く入り口はガラス仕様。奥の風景が見えることで空間に広がりが感じられました。

窓越しの鮮やかな緑が美しいリビングスペース。柔らかい印象の室内空間とも調和します。

室内にある階段は小屋裏へとつながります。
室内は、梁や柱が見えるような造りになっていました。
階段下にある小さな収納スペース。何かと便利にご使用いただけそう。

西側には腰高の窓。こちらからの風景もとてもきれい。
北側は掃き出し窓があって、深い緑が見えました。
床には日焼けの跡などもあります。こちらにはインターフォンやスイッチ類もありました。
キッチン

ナチュラルなブラウン色のキッチン。少し古めのタイプですが、丁寧に使用されている様子がわかります。料理をしながら窓越しに緑が見えるのは嬉しいですね。
水栓部分には多少使用感もありますが、あまり気にならない程度でした。
換気扇は多少使用感があります。
IHも多少使用感はありますが、そのままでも十分ご使用いただけます。グリルは使用感がありました。
収納部分は多少汚れなどが見受けられます。
小屋裏
小屋裏へ続く階段上部には引き戸が設置されていて、閉め切ることができました。

立派な梁が建ち並ぶ屋根裏部分の様子。
床板も張られているので、安心して物を置くことができます。

高さも十分ありました。所々段差があるので行き来の際は少し注意が必要です。

1畳分ほどの収納スペースがありました。
こちらの梁も力強くて立派。
洗面脱衣室
洗面脱衣室も全面板張りの造りになっていました。旅館のような雰囲気があって高級感があります。

天井も木の板が使用されています。換気扇も設置されていました。

洗面台はシンプルなものが設置されています。
多少の使用感はあるものの十分そのままでもご使用いただけます。
浴室
浴室の様子。入り口のドアは3枚引き戸になっていました。広めの造りで高級感があります。

窓にはブラインドが設置されていて、開けると開放的!浴槽からは緑が楽しめるようになっていました。

浴槽もきれいな状態で保たれています。
水栓部分は多少、水垢などがありました。

ミストシャワーも設置されています。
全体的にとてもきれいに使用されていて、大きな傷や汚れなどはありませんでした。
トイレ、収納
続いてトイレスペース。洗面室とトイレの入り口はどちらも木の建具が使用されています。
入り口には手すりも付いているので安心。
高級感のある小便器。洋式トイレには手すりが設置されていました。
手洗い器もトイレ内に設置されています。ひょうたんの形をした小物置きが可愛らしい。

トイレにも窓があるので暗くなりすぎません。
トイレの横には1畳分の収納スペースがありました。
こちらの内部も板張り仕様になっています。
洋室8帖

寝室やゲストルームとしても使用できそうな落ち着いた雰囲気の8帖の部屋。

木漏れ日が降り注ぐ室内。風情があって素敵。

ロールスクリーンを下ろすとまた違った雰囲気になります。ロールスクリーンには多少使用感もあります。

収納スペースもたっぷり。収納の中もこだわりが感じられます。
こちらの窓にもロールカーテンが設置されていました。
床には所々傷があります。
レトロなパーツなど。エアコンは30年以上前のものでした。
壁にも多少傷などが見られました。
廊下②
東側から見た廊下の様子。

こちらも大きく立派な柱が使用されていました。

飾り棚の様子。大切な品物を飾ったりするのも良さそう。
まとめ
今回ご紹介した物件はいかがだったでしょうか。
伊万里市の閑静な住宅街にある趣ある古民家和風住宅のご紹介でした。築21年ながらも立派な古材が使用されていることで歴史が感じられ、重厚感ある佇まいになっています。その他、細部までこだわりの溢れる住まいで、高級感もありました。
利便性もよく、お住み替えにもおすすめのこちらの物件にぜひ一度足を運んでみませんか。
360度ルームツアー
【外観】
【内観】
●下記の国土交通省ページにて、物件付近の「防災情報」や「周辺施設情報」「取引価格情報」「人口情報」などをご確認いただくことができます。